ひょえええかっこいい!!!!
東武鉄道は、2023年に特急スペーシアの後継モデルとなる「N100系」車両を導入すると発表しました!
近鉄80000系「ひのとり」と同じテイストの、モノアイなデザインですね!
東武鉄道(本社:東京都墨田区)では、2023年に特急スペーシアの後継モデルとなる新型車両を
導入します。
当社では、沿線最大の観光地である日光・鬼怒川エリアへの輸送として長年にわたり特急列車を運行しており、現在は100系スペーシアがその中心的役割を担っています。今般、スペーシアが築いてきた伝統や認知度・イメージを維持・継承しながら、より上質なフラッグシップ特急を導入し、同エリアの観光需要喚起を図ります。出典:東武鉄道『2023年に特急スペーシアの新型車両を導入します』
【追記】新型スペーシアの名前は「スペーシア・X(エックス)」となった模様です!
概要
コンセプト
コンセプトは「Connect & Updatable~その人、その時と、つながり続けるスペーシア~」
鉄道の物理的なつながりに留まらず、様々な情報やサービスを更新し提供することで、車両に乗り込んだ
瞬間から、お客様それぞれにとって「自分だけの最適な日光・鬼怒川エリア」とつながることができ、
幾度も同エリアを訪れたくなる特急を目指します。
車両デザイン
現行スペーシア(100系)のフォルムを現代的に進化させ、デザインへ反映。カラーリングは日光東照宮陽明門・唐門・御本社に塗られた「胡粉(ごふん)」の白を彷彿とさせる高貴な白をイメージし、窓枠は鹿沼に伝わる組子や、竹編み細工といった江戸の手仕事を思わせる丁寧につくられた工芸品のような佇まいで、大切なものを包み込んでいるかのような期待を演出した…とのこと。
このホワイトは参考モデルなのかなと思いきや、制式採用の色だったとは…!スペーシアのイメージがガラッと変わりますね!
座席
現行スペーシアにある個室を引き続き継承、新たにラウンジなど新たに様々なタイプの座席を用意することで、より上質な空間を提供。何度も乗車したくなるような特急を目指します。
カフェカウンター
N100系では新たにカフェカウンターを設置。「自分だけの最適な日光・鬼怒川エリア」と出会える場となるため、新しいものを積極的に取り入れ、ここでしか出会えない五感で楽しむ商品等を提供。
カーボンニュートラルな運行
現行スペーシアと比べて、CO2排出量を最大40%削減…とありますから、おそらくはIGBT-VVVFインバータ制御を採用するものと見られます(先代100系はGTO)。
また、運行の使用電力相当分は全て再生可能エネルギー由来の電力に実質的に置き換え、CO2排出量を実質「ゼロ」とする…そうですが、ここが今ひとつピンと来ませんね。続報が待たれるところです。
基本仕様
車両型式名:N100系
愛称:未定
導入両数:6両固定24両(4編成)
座席数:212席
導入路線:東武スカイツリーライン・日光線・鬼怒川線 浅草~東武日光、鬼怒川温泉間
導入時期:2023年(予定)
製造:株式会社日立製作所
その他: CO2排出量実質「ゼロ」電力を使用、東武初となる高度な除菌消臭機能を有する空気清浄機等を搭載
100系は6両編成・定員288名でしたから、1編成あたり70名ほど減少することになります。
減らした分のスペースをカフェスペースなどに充てるつもりのようですね。
100系はどうなる?
現在スペーシアで使用されている100系は、長らく東武の顔ともいえる車両であっただけに、動向が注目されます。
今回のリリースでは100系に関する具体的な話は出ませんでしたが、N100系を4編成を導入するということは9編成が在籍している100系の内、半数程度が置き換えられるということになるでしょうか…?
また、100系はアルナ工機(現アルナ車両)・東急車輛(現J-TREC)製でしたが、今回は新たに日立製作所が製造を担当します。
関連リンク
参考文献
東武鉄道『2023年に特急スペーシアの新型車両を導入します』