東武鉄道は、DMM.comが提供している「オンラインサロン」サービスにおいて、9月1日よりオンラインでの公式ファンクラブを開設すると発表しました。
会員費は税込み1,100円で、募集人数は無期限、会期は半年間(2022年3月末まで)とのことです。
これまでも鉄道会社主宰のファンクラブは阪急で実例がありますが、オンラインサロンという形でオープンするのは東武が初めてではないでしょうか。
東武鉄道(本社:東京都墨田区)では、合同会社DMM.comの提供する会員制コミュニティサービスである
ⅮⅯⅯオンラインサロンにおいて、2021年9月1日(水)10:00から月額会員制のオンラインサロン「東武鉄道公式ファンクラブ」を開設します。
東武鉄道公式ファンクラブ(以下ファンクラブ)は、コロナ禍の影響により、鉄道イベントや団体ツアーの催行中止・規模縮小が相次ぎ、容易に“鉄分補給”を行えないファンの皆さまとの交流の場をオンライン上に設けることで、気軽に東武鉄道の魅力に触れていただくことを目的としています。また、オンラインの特性を活かして、当社沿線から遠く離れた地域にお住まいの方にも東武鉄道の魅力をより身近に感じていただけます。出典:東武鉄道株式会社『「東武鉄道公式ファンクラブ」を開設!東武鉄道ならではの魅力を鉄道ファンの皆様と共有します!』
プレスリリースに”鉄分補給”というフレーズを使っていることもなかなか良いですね(笑)
内容は?
さて、肝心の内容をどんなものを計画しているのかというと…
・東武鉄道のイベント、コアな鉄道情報に関する情報配信(毎週1回)
・東武各路線で活躍する車両の走行動画配信(毎月2回程度)
・スマートフォン用壁紙カレンダーの配布
・人気イベントや団体ツアーの先行予約、優先入場が可能
・鉄道グッズの先行販売(随時)
・鉄道ライブ配信
・SL機関庫など普段入ることができない当社施設をオンライン上で見学するツアー
◎良いなと思った点
イベント・団体ツアーの先行予約は良い特典ですね!
グッズの先行販売も、販売対象に保存部品なども含むのであれば良いサロンになると思います。
○内容によっては良いかもと思う点
情報配信に関しては、プレスリリースよりもサロンメンバーのみに提供される方が早いのかどうかが気になるところ。
走行動画配信は無料だとYouTubeが、有料だとVICOMがあるので、それらとどのような差別化を図るのかが注目されます。
ファンと鉄道会社と…
会期は2022年3月末までなので、フル期間入会するとなると7,700円になります。果たして、しっかりそれに見合ったサービスや情報が出せるのでしょうか?
コロナウィルスの影響で各社の売上が落ち込む中、なんとかあの手この手で収益を増やそうとしている鉄道各会社。
今回のオンラインサロンは、ファンと鉄道会社がwin-winな関係になるかもしれない、非常に興味深い先例になりそうです!
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