先日、JR東日本の中央快速線向けグリーン車が半導体不足によって思うように製造できていないとお伝えしましたね。
半導体不足は現在世界的な影響を及ぼしていて、パソコンからエアコン、自動車に至るまであらゆる品目が減産を強いられています。
とはいえこれまで鉄道ではあまりそういった事例を聞かなかったのですが、近年になってじわじわと影響を及ぼし始めているようです。
(情報提供:ぃょぅ様)
影響を受けたもの
01:JR東日本E233系
冒頭でも書いたように、JR東日本の中央快速線用グリーン車は「鉄道業界の半導体不足」を如実に表したものでしょう。
Google検索で「半導体不足+鉄道」で調べても殆どがこのE233系の話題でした。
内部ではこれまで認識されていたのかもしれませんが、正式なプレスとしては初めての発表だったように思います。
02:横浜市営地下鉄10000形
横浜市営地下鉄でも、半導体不足の影響を受けてグリーンラインの10000形車両が思うように増結出来ていないという話がありました。
同車は10編成に2両を差し込んで4両→6両化する予定でしたが、このうち2編成が半導体不足の影響で製造時期がまだ未定となっているということです。
【参考】カナロコ「横浜市営地下鉄グリーンラインの6両編成車両、9月下旬に運行開始」
03:JR北海道他
車両以外では、JR北海道の券売機が影響を受けています。
現在同社では「話せる券売機」を随時導入していますが、半導体不足で思うように追加投入できていないようです。
また公式なソースがあるわけではありませんが、鉄道模型でも室内灯が思うように製造出来ていないという噂があります。
影響を受けているものまとめ
・JR東日本「E233系グリーン車」
・横浜市営地下鉄 グリーンライン 10000形
・JR北海道「話せる券売機」
・KATO「室内灯」(出典なし、噂レベル)
関連リンク
参考文献
- 横浜市交通局「グリーンライン6両化事業の概要」
- JR北海道『2021(令和3)年度 第3四半期』