2022年2月現在で判明している、JR西日本の車両配置計画・投入計画についてここではまとめました。
近畿統括地区
おおさか東線に221系投入(2023年)
現在宮原などに、網干から転属してくる221系を疎開留置中。
大和路線・和歌山線と共に、2022年3月のダイヤ改正から221系での運行が開始される予定です。
「新快速」に225系投入(継続中)
JR化後の車両としては3世代目となる、225系を網干本所へ現在投入中。
これにより、先程の余剰となった221系をおおさか東線・大和路線などへ転属させている最中です。
岡山地区
227系ベースの新車を投入(2023年度以降)
岡山・備後エリアに、227系ベースの新型車両の投入計画があります。
・導入線区
山陽本線など
・車両数
2両編成と3両編成、合計101両
・投入年次
2023年以降
これにより、現在運用されている黄色の電車を順次置き換えます。
山陰地区
やくも用新型「273系」を投入
経年50年を迎える「やくも」用の381系について現在置換計画があります。
2018年に発表された製品納入業者向けの資材調達情報のページにおいてリークされ、2020年10月の中期経営計画(修正案)にて正式に発表。
新型やくもは「273系」と命名されており、「2024年春」から投入される計画です。
・導入線区
特急「やくも」用新型車両
・車両数
44両 (4連x11編成)
・投入年次
2024年春
北陸新幹線開業によって余剰となる681系・683系の転属の線も疑われていましたが、資料には「新造」と明確に書かれていることや伯備線は振り子用に架線を張っていることから、新型車両「273系」が製造されることとなりました。
山口地区
227系の新山口乗り入れ(2022年)
2022年3月のダイヤ改正から、227系「レッドウィング」を新山口駅まで運行します。
ダイヤは以下の通り。
新山口行き
徳山7:45→新山口8:29
徳山14:57→新山口15:39
徳山19:35→新山口20:17
徳山20:02→新山口20:44
徳山方面行き
新山口5:53→徳山6:36
新山口11:09→徳山11:51
新山口16:20→徳山17:02
新山口21:12→徳山21:54
変更になったもの
681系・283系の処遇白紙化
「サンダーバード・しらさぎ」用の681系と「オーシャンアロー」編成の283系については、かつては置換計画がリークされていましたが、経営が悪化した後の資料である2021年の車両計画では白紙となっています。
関連リンク
参考文献
西日本旅客鉄道「岡山・備後エリアへの新型車両導入について」、2021年11月18日