京阪電気鉄道は、同社としては初めてとなる可動式ホーム柵(ホームドア)について、2022年1月30日から1番線ホームにて、2月20日から2番線ホームにて使用開始することを明らかにしました。
今回のリリースでは珍しく設置時期についても明言されており、1番線ホームは12月4日夜間、2番線ホームは1月8日夜間に設置するとしています。
このたび、京橋駅 1・2 番線ホーム(京都方面行きホーム)において設置工事の準備が整い、1 番線ホームは 2022 年 1 月 30 日(日)から、2 番線ホームは 2 月 20 日(日)から使用を開始することとなりましたので、お知らせいたします。
これまで、京阪線では車両形式により扉の枚数や位置が異なることから、ホームドアの整備が困難な状況にありましたが、車両の更新計画(5扉車両の3扉車両への置き換え)を一部前倒しして進めたことにより、可動式ホーム柵の整備が可能な状況が整ったため、実施するものです。なお使用開始に先立ち、1 番線ホームにつきましては 12 月 4 日(土)の夜間に、2 番線ホームにつきましては 1 月 8 日(土)の夜間にホーム上に可動式ホーム柵を設置し、使用開始までの間、可動扉を常に開放した状態となります
出典:https://www.keihan.co.jp/corporate/release/upload/211124_keihan-railway.pdf
5ドア車がいない今
京阪ではこれまで2ドア・3ドア・5ドアの3種類があり、特に5ドア車両(5000系)への対応が難しかったことでホームドア設置が出来ない状況にありました。
しかし、5000系車両の引退・13000系導入によって3ドア車両への統一が完了したことで、晴れてホームドア設置が可能となりました。
京阪のホームドアはかなり開口幅が広いようで、イメージリリースを見る限りでは可動部分(扉)が3枚になっています。開口部広さは3,000~4,540mmとしています。
これは同じ3ドアでも、ドア位置が微妙にズレる1000系への対応もあるものと見られます。
参考までに、大阪メトロの御堂筋線に取り付けられているホームドアの扉部分は2,600mmであり、いかに開口部が広いかが数字でもよくおわかりになるかと思います。
ホームドア設置の日は寝屋川車庫等からホームドア輸送を行う可能性が高く、終電後などに臨時で輸送列車が手配されるものと見られます。
関連リンク
参考文献
京阪電気鉄道『京橋駅 1・2 番線ホームの可動式ホーム柵の使用を開始します 1 番線は 2022 年 1 月 30 日(日)、2 番線は 2 月 20 日(日)から』