JR東日本は、2020年東京オリンピック開催に伴い、期日中に臨時列車を運行することを発表しています。
在来線については以前の記事をご覧になって頂くとして、それとは別に東北新幹線について興味深い一文があったので、改めてこの記事でご案内します。
それは…
夜行新幹線の運行があるという点です。
【7/13 追記】オリンピックの無観客開催により、予定していた夜行新幹線については運行を取りやめると発表がありました。
仙台発は0時を回ってから
夜行新幹線のダイヤは、仙台0:45発→東京4:20着の「やまびこ422号」。夜半を過ぎて発車し、明朝に到着するという寝台特急を彷彿させるかのようなダイヤ設定ですね。車両はE5系10両編成で運行されます。
運行日は7月21日、24日、27日、28日の4日間(宮城スタジアムでのサッカー開催日)のみですが、極めて珍しい事例ではないでしょうか。
この他、仙台発23:33→東京2:10着の「やまびこ412号」なども運行されます。
ダイヤは上記の通り。停車駅は仙台・福島・郡山・大宮・上野・東京の6駅。
やまびこ422号については、仙台0:45→福島1:25→郡山1:54→大宮3:46→上野4:14→東京4:20着です。通常ダイヤのやまびこでは仙台→大宮を2時間程度で走破しますが、今回のダイヤは随分ゆっくりしたダイヤとなっています。
これは騒音問題の絡みなのか、それとも接続する電車を考慮してのダイヤ設定なのか…?
尚、グランクラス・グリーン車については使用停止の措置を採るようで、実質8両編成での運行となります。
夜行新幹線は何故出来ない?
夜行新幹線の設定は、非常に珍しいものです。 現在の新幹線は全て0時頃をもって運行を終了します。
かつては東海道・山陽新幹線において夜行の運行を検討したことがありました。
姫路駅の余分なホームや西明石駅・相生駅などはその影響で作られた箇所なのですが、騒音問題がクリア出来なかった事や線路保守時間の確保の必要性から実現出来ず、現在まで夜行新幹線は運行されていません。
2002年に設定された夜行新幹線。サッカーW杯開催に伴う臨時列車。ムーンライトMaxあさひw pic.twitter.com/XOs4HmnBCj
— ガミ (@mugennotsubasa) January 25, 2017
但し、2002年のワールドカップ開催時など、今回のような国を挙げてのイベントの際には運行したことがあり、今回の事前設定はそれ以来のものと思われます。
関連リンク
【JR東日本】東京五輪開催時の臨時列車を発表、21路線が対象→中止に
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