近畿日本鉄道は、以前から案内していたダイヤ変更の内容を本日発表しました。2021年7月3日から適用となります。
概ね事前予告通りの減便内容となっていますが、一方で南大阪線に妙な運用が誕生するようです。
[南大阪線]特急下市口行き
なんですかこの運用は…。

大阪阿部野橋22時40分発の特急は、なんと下市口行きです。今までこんなダイヤってあったでしょうか…。
さくらライナーではなく、汎用特急の4両編成が担当するようです。
下市口駅は、終点の吉野から5駅前にある駅。六田にある車庫への入庫運用かと思われますが、六田ではなく下市口までというのがユニークですね。
一応、2003年に突発的な運用変更で「特急|下市口」が運行されたことはあるようですが、定期運用としてはここ30年を振り返っても初めてのことではないでしょうか…。
ちなみにこの特急は下市口で、吉野行き普通電車と接続を図るようです。
[南大阪線]河内天美行きが消滅
長年、終電だけのレア行先として親しまれてきた河内天美行き。
減便ダイヤになってからは藤井寺発で生き残ってきましたが、残念ながら今回のダイヤ変更で大阪阿部野橋・藤井寺どちらからもなくなってしまうようです。
[南大阪線]区間急行は橿原神宮前行きに
以前の記事で「区間急行・吉野行き」が誕生する…?と噂されていましたが、どうやら従来どおり区間急行は橿原神宮前行きとなるようです。
ただ、橿原神宮前で接続する普通・吉野行きがあるのですが、これが化け運用(同じ列車が行先変更して運用を続ける近鉄特有の形態)になるかもしれません。
[大阪線]布施停車特急が大幅縮小
大阪線の布施駅に停車する特急電車が、1日2本のみになってしまいました。
停車するのは、宇治山田行きの特急7:51発と8:56発。大阪上本町行きは18:10・19:09発のそれぞれ2本のみ。土日はもう1本増えて、17:02発も停車しますが、それでも僅か3本です。
現行ダイヤでは10~17時までの毎時1往復、合計16本が停車するダイヤになっています。
[京都線]京橿特急が一部2両に
京都駅から橿原神宮前駅までを結ぶ京橿特急ですが、一部時間帯において2連運用が発生しています。
京橿特急は4連が基本で、2連での定期運用はここ10年ではありませんでした
その他
・「ひのとり」の奈良行きが増便
・伊勢志摩ライナー、京都行き運用が復活へ
その他大きな変更内容が判明次第、順次更新していきます。
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