南海電鉄は2021年5月22日始発から、ダイヤ改正を実施すると発表しました。
今回のダイヤ改正は、以前お伝えした終電の「普通/住ノ江行き」「各停/堺東行き」削減や、ラピート・空港急行の運休・減便、夜間帯の運転本数の見直しなど、全体的に減便のダイヤ編成となっています。
改正というよりかはよく言って「変更」、有り体に言えば「改悪」と言ったほうが良いのかもしれませんね。
また、以前から予定されていた高師浜線の高架化による長期運休もいよいよスタートします。
南海電鉄(社長:遠北 光彦)では、大阪府や高石市と共同で取り組んでいる大阪府都市計画事業「南
海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業」の進捗に伴って、2021年5月22日(土)に
南海線のダイヤを改正します。本ダイヤ改正では、コロナ禍におけるお客さまのご利用状況を鑑み、
最終列車運転時刻の繰り上げを含む、空港線および深夜時間帯における輸送力の見直しを行います。出典:南海電鉄『2021年5月22日(土) 南海線ダイヤ改正 』
1.ラピート・空港急行の運休
関西空港の需要がガクッと下がっていることからか、空港特急ラピートはデータイムの運転本数を2本から1本へ減便します。
また、ラピートを補佐する空港急行も一部列車において8連→6連へと短縮、平日は4本・土日は2本が減便となります。
2.夜間帯の減便
22時以降において、平日・土休日共に減便となります。
平日ダイヤ
【和歌山方面行き】
・空港急行 2本(うち1本は区間急行に置き換え)
・区間急行 1本
・普 通 1本(最終列車 ※注)
【難波行き】
・空港急行 2本
土休日ダイヤ
【和歌山方面行き】
・空港急行 1本(区間急行に置き換え)
・普 通 1本(最終列車 ※注)
【難波行き】
・空港急行 1本
また、以前記事にした、鉄道ファンにとっても注目の「普通/住ノ江行き」「各停/堺東行き」がそれぞれ削減され、東京方面から来る最終の新幹線と接続が図られなくなります。
3.高師浜線の長期運休
こちらは以前から計画されていたものですが、高架化工事に伴い高師浜線が3年間運休となります。
高架化工事自体は、立体化されていない羽衣~数kmのみですが、本線と接続する線路なのでここが機能しないと車両の出し入れもできなくなるのが全線運休の理由と思われます。
関連リンク
参考文献
南海電鉄『2021年5月22日(土) 南海線ダイヤ改正 』