京阪の朝ラッシュ時に運行されていた「女学生・児童優先車両」が、2021年1月31日のダイヤ改正をもって運行を終了した模様です。67年の歴史に幕を閉じます。
「専用車」としてスタート
「女学生・児童優先車両」は、1954年に聖母女学院生徒専用列車として運行がスタート。
時代の変化と共に「優先車両」となるなど変遷はありましたが、女性専用車両が設定された後も67年に渡って運行されてきました。
設定される列車はダイヤによってまちまちですが、以前のダイヤでは「区間急行樟葉行き」、2006年頃には「普通香里園行き」など、概ね天満橋を7時台に出発する電車に取り付けられてきました。
女子校時代、1954年から数年間「聖母女学院専用列車」という通学専用列車が運行されており、校則でもこの電車に乗ることが決められていたそうです。その後、一部の車両が「女学生・児童優先」となりましたが、この学校の共学化に伴ってこの設定も無くなったそうです。
※2019年の上記サイトでは「なくなった」と書かれていますが、この時点ではまだ設定がありました。
しかし、2021年のダイヤ改正以後は運行が確認されておらず、消滅したものとみられます。(京阪からの公式リリースはありません。)
尚、聖母女学院は香里園にある女学校でしたが2017年から共学化をおこない、現在は「香里ヌヴェール学院中学校・高等学校」として運営されています。
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