
大阪環状線は現在、ほとんどの車両が3ドアの新型車両323系ですが、一部でまだ国鉄時代から引き継いだ4ドアの201系の運用も混在しています。
そんな201系ですが、2019年6月7日をもって大阪環状線・ゆめ咲線から営業運転を終了させる事をJR西日本から発表されました
大阪環状線専用の新型車両323系は2016年12月にデビューし、随時追加投入してきましたが、このたび、計画されていた全編成の投入が完了します。323系の投入完了に伴い、大阪環状線、JRゆめ咲線の営業列車はすべて3扉車両となり、乗車位置が統一されます。乗車位置の統一を契機に、より安全・快適な駅のホーム空間の実現に向けての取り組みも推進、令和の新しい時代にふさわしい鉄道をめざしていきます。
323系の投入完了に伴い、大阪環状線、JRゆめ咲線における201系車両の運行は2019年6月7日(金曜日)に終了します。
出典:「大阪環状線改造プロジェクト」進行中 新型車両323系の全編成の投入がついに完了!~より安全で快適な大阪環状線をめざして~
https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/05/page_14241.html
ホーム柵も整備
また、3ドア(323系)へのドア位置統一化にあわせて、ホーム柵の整備も進める予定です。
JR西日本によりますと、2022年度末までに大阪駅、京橋駅、鶴橋駅、天王寺駅、新今宮駅においてホーム柵を整備するとアナウンスがありました。
乗降位置についても、これまでは「4ドア」を示す「◯ 丸印」と、「3ドア」を示す「△ 三角印」がありましたが、今後は種別ごとに普通列車、関空・紀州路快速、大和路快速という順列の新タイプの足元乗車位置案内を整備するそうです。
今後は廃車か転属か?

201系は1981年の国鉄時代に東海道線へ投入され車両ですが、大阪環状線への転籍は2005年12月と比較的最近の話です。
顔立ちが旧態依然としているからか古く見えますが、車齢としては節目である40年を前に引退する事になり、廃車とするのであれば鉄道車両としては標準的な寿命です。
ただ、先代103系が50年の寿命を全うした事や、奈良線の複線化事業で所用本数が増える事等から、大和路・奈良線などの他線への転属も十分考えられます。