近畿日本鉄道は、従来運行されてきた鮮魚列車の運行を3月13日で終えると共に、新しい鮮魚車両として2両編成列車の1部を「鮮魚運搬車両」として運行することを明らかにしました。
この車両は誰が見ても鮮魚輸送列車であることを認知させるためなのか、車体に「伊勢志摩お魚図鑑」と称されたラッピングが行われるようです!
今回発表された鮮魚運搬車両。快速急行(10連)の後ろ2両編成の電車のうち、先頭車両1両を引き続き鮮魚運搬車両として運行するものです。
プレスリリースの画像を見ると、2410系(W23編成)が鮮魚運搬車両となるようですね。
また青山町車庫にて、新旧鮮魚列車を並べた事前応募制の撮影会ツアーを3月22日に行うようです。(大阪難波発7000円、近鉄名古屋発7620円)
まさかの4代目
現在鮮魚列車に充当されている2680系(X82編成)は鮮魚列車としては3代目で、2001年から運行を開始しました。
夏頃から方向幕の調子が悪くなったのか、長らくサボ(行先表示板)掲出での運行が続けられていました。このことから、おそらく夏頃には既に引退の可能性があったと思われます。
時刻表や各社新聞報道からその引退については報道済みで、論調も「トラックへの転換で輸送量が少なくなったので廃止…」といった趣きでしたが、まさかこのような形で鮮魚運搬車両が残るとは……