京福電気鉄道(通称嵐電)の北野白梅町駅。
ここはターミナル然とした大屋根が特徴的な駅なのですが、残念ながら再開発計画や老朽化で姿を消すことになりました。
現在は2線ホームですが、これを単線ホームへと切り替え、北側の空いた用地にはバス停を整備して接続を容易にする計画です。
北野白梅町駅は1950年頃に現在の駅舎がオープン。そこから60年に渡って供用され続けてきました。新たな駅舎は2020年3月を目処に整備を行う予定です。
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10月27日時点での工事状況
10月から工事がスタートしてまもなく1ヶ月。駅はどうなったのでしょうか
1番線へのポイントがあった部分が途切れて使用停止となりました。
ホーム内には土嚢が積まれたり、砂がかけられたりと使用停止状態です。
ホーム内の発車案内にはこれまででは珍しかった2番線表示。今後、もう1番線が点灯することはありません…。
10月7日の様子。ご覧のように1番線が点灯していました。
2番線ホームを発車する615号車。
駅西端にあったトイレは取り壊されているので、当面は仮設トイレでの対応となるようです
駅舎外壁。こうしてみるとかなりの歳月を感じさせます…
工事計画図
計画によると、築63年の同駅を全面的に建替え。これに伴い、バスとの乗り換え向上を図るため、バス停を駅に設置する。
駅舎改築では現状の3面2線を取り壊し、2面1線に変更する。プラットホーム北側の空きスペースにバス停を併設する。
ホームは現状の30mを60mに延伸する。延伸部分30mに男女別でトイレを設置。多目的トイレは2ヵ所設置する。トイレにはオストメイトやユニバーサルシート、ベビーチェア、ベビーベッドを備える。延伸部分には倉庫や予備室も配置する。
駅入口のスロープは現状が1/8と勾配が急なため、国土交通省基準の1/12に改修する。横断歩道からプラットホームへ誘導する点字ブロックを設置する。
出典:https://www.keifuku.co.jp/lib/pdf/company/2019plan.pdf
ギャラリー(10月7日時点)
10月7日時点では、現在とは違って1番線のみを使用していました。これが最後の使用例になろうとは…
ノスタルジックな行灯式電光掲示板。
10月からは2番線のみを使用しているようで、もう「1」が光ること二度となさそうです… そういう意味では貴重な姿を撮影できました
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