「大阪駅11番線」という存在。

「大阪駅11番線」という存在。

大阪駅11番線。

この名を聞いて、皆さんはどう思われるでしょうか。

 

11番線は、大阪駅にとって特別な存在です。

 

【追記】「サンダーバード 乗り場 どこ」で調べられる方が、この記事に迷い込んでおられるようなのでお伝えしておきますが、サンダーバードの乗り場は11番線です。

こちらの解説記事をご覧頂くとわかりやすいかと思いますので、こちらのリンクからどうぞ!

 

 

 

北陸・東京方面へと向かう専用のホーム。日中はサンダーバードがほぼ独占的に、稀に高山方面へのひだが、深夜にはサンライズエクスプレスが使用します。

 

他番線と違い、通勤列車が発着することはありません。

 

旅情を誘い、唯一非日常的な使い方のみを許されるホーム。

 

大阪に住む人にとって、大阪駅11番線とは非日常へ誘うワクワクする、旅の為のホームなのです。

 

 

歴史

11番ホームは、雷鳥が設定される2年前、北陸トンネルが開業したのと同じ時期である1962年(昭和37年)10月1日より供用が始まりました。

 

リニューアル前

リニューアル前の様子。写真は2006-7年頃だったと思います。

発車標には懐かしい「雷鳥」が表示され、11番ホームには681系を模した壁面がありました。

683系がデビューした頃の広告でしょうか。かなり色あせています

11番線で発車を待つ485系雷鳥。非貫通タイプの前面です。

金沢へ出発していく雷鳥。警笛のタイフォン部分が中途半端に開きっぱなしですね。

こちらは681系サンダーバード。JR6社では最後発の特急電車でした。

こうして見ると485系の独立式4点ライトの意匠を受け継いでいる…?ようにも見えます。

11番線から10番線を見る。こちらは日本海やトワイライトエクスプレスなどの寝台特急、はまかぜやスーパーはくとが使用していました

 

 

リニューアル後

北陸新幹線開業直前には、しらさぎ色の683系が「サンダーバード」として入線。今見ると貴重な記録でした

11番線の発車標には長らく「富山」が表示されていましたが、これも見納めに。

大阪駅の駅名標と。もう2度と富山が表示されることはありません。

2015年3月ダイヤ改正寸前の時刻表。サンダーバードは富山・魚津にまで足を伸ばしていました

 

北陸新幹線の延伸に伴うサンダーバードの縮小で、まもなく「金沢」の行先も見納めになる大阪駅11番線。

ただ、新大阪開業まではまだもう少し時間がかかりそうなので、引き続き非日常な使い方のみをされるホームであることに変わりはなさそうです。




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