先日産経新聞の記事でも話題になりましたが、なんば高島屋の北側、難波西口交差点の北側に位置する謎の廃墟があります。
もとは「ニッコーカメラ」というカメラ店で、ココ最近はずっとシャッターが降りたままの状態でした。産経新聞によると2013年頃までお店を開いていたそうです。
9月の台風21号による被害をモロに受けてオーナーのいなかったこの店舗は崩れてしまい、現在でも廃墟のような姿を晒しだしています。
「ニッコーカメラ」という看板が見えます。
カメラ店らしく、ショーウインドウ上部には古いカメラブランドの看板が並びます。
キャノンは今もありますが、コニカやミノルタはもう合併して存在しません。
奥には肖像画らしいなにかが見えます
カードも年季の入ったものになっています。住友カードですよ住友カード!…まだ三井住友カードですらありません
キャノンの古いカメラ?でしょうか 外箱が見えます
大阪・ミナミの玄関口に、9月の台風21号の強風で大きく損壊した空き家が放置されたままになっている。南海難波駅近くのスクランブル交差点にあり、終日多くの人や車が行き交う。大阪市は対処するため所有者を捜しているが、特定できないままだ。近隣住民からは「次に大きな台風が来れば倒壊するかも。早く対処してほしい」と不安の声が上がっている。(中略)
近隣住民によると、空き家は平成25年ごろまで80代くらいの男性らがカメラ店を営んでいたが、体調不良などから店をたたんだ。その後、月1回のペースで男性が訪れて換気や掃除などをしていたが最近は姿を見かけなくなったという。築年数は少なくとも50年以上とみられる。
9月4日に近畿地方に上陸した台風21号の暴風で、空き家は大きく損傷。周辺の歩道や道路上には木材などが飛散して一時通行不能になった。隣の飲食店の男性従業員(41)は「このまま放置すれば夏場に虫がわいたり、次の台風で倒壊したりするかもしれないので不安だ。早く撤去してほしい」と憤った。
一方、大阪市は今年6月に、大阪府警南署から「道路側に傾いている空き家がある」と連絡を受けて存在を把握したという。その後、台風21号の被害で空き家の倒壊の危険性や衛生状態が急速に悪化したことを受け、市が「空家等対策の推進に関する特別措置法」に基づき、自治体が所有者を特定して撤去や修繕の指導や命令などを行える「特定空家」に認定した。
出典:https://www.sankei.com/west/news/181026/wst1810260037-n1.html
税務情報等も含め早急に所有者の特定調査を行い、撤去を促す。特定のための調査は行うが、時間をかけるつもりはない。調査に基づき所有者が特定できない場合は、速やかに代執行の手続きに入る。なんばの玄関口でこの状態を長期放置して良いわけない。https://t.co/ZgdubHII0j @YahooNewsTopics
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) October 29, 2018
追記:2019.4
記事公開から半年が経ちました。吉村市長(当時)が「時間をかけるつもりはない」と言われていたこの地がどうなったかを再び見てきました。
半年が経過した4月。前には侵入されないようバリケードがなされていましたが、既に落書きがあるのがいかにも都市っぽい…
二階部分も変わらず。もう少し時間が必要なのでしょうか
追記:2020.1
解体工事がいよいよ始まったようです。1年半で動き出すなどかなりのスピード感です。