東京・有楽町近くにある交番……の屋根の上。
ここには、燦然と輝く謎の銀のボールがあります。
実はこれ、まち針なのだそう。
かつて放映されていたテレビ番組<トリビアの泉>でも「適当の模型に刺したまち針がそのまま造られた交番がある」と紹介されたそうですが、何でこんなことになってるのでしょうか。
暫定のはずだったのに…
正確な場所は数寄屋橋交差点近くに位置する(警視庁築地警察署)数寄屋橋交番。JR有楽町駅と銀座のちょうど中間地点に位置しています。
この交番のデザインは山下和正建築研究所の所長、山下和正氏によって制作。
1981年に東京都から依頼を受けた山下氏は、屋根先端のデザインが間に合わなかったので「ひとまずここに仮のデザインがわかるように」と暫定的にまち針を刺して出した所、意に反してそのままそれが通ってしまい、このような姿になったのです。
ちなみにこの交番、今後なくなってしまうかもしれません。
2015年時点で改築か改修かを検討していましたが、その後の2017年に行われた入札情報によると改築設計となっているようで、ゆくゆくは建物も見納めになるのかもしれませんね。
場所
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