近年、「北京終町」というバス停が中華系の方に密かな人気を呼んでいるそうです。
そもそもこれ「きたきょうばてちょう」と読むのですが、あちらの方からすると「ぺきんおわりまち」という感じに読めて不思議がられるのだとか。
ということで、奈良にある「北京終町」を見てきました。
ロマンある地名「京終」
スタートは京終駅から。難読駅名としても有名なこの駅。
平城京の終わり(=果て)で京終というのだと思いますが、秀逸で良いネーミングセンスだなぁと思います。
京終駅は万葉まほろば線に属しており、2面2線のホームで交換可能な駅です。
列車は最新の227系が行き交っています。「万年ぼろぼろ線」と揶揄されたのはもう過去のことですねぇ
駅は古風な作りですが、近年リノベーションされて美しくなりました。
列車本数自体はあまり多くなく、毎時1本程度しか来ません。
構内には昔の駅名標が掲示されています。
駅から歩くと…
そんな京終駅から歩くこと10分…。
…あ、あった…!!ありました!!「北京終町!!」
奈良交通のバス停名として、青空に燦然と輝く「北 京 終 町」の文字。
いや~これは確かに「ぺきんおわりまち」とも読めちゃいますね。
バスはJR奈良駅からも出ていて、時間によっては奈良駅からバスに乗ったほうが早い時もあるようです。
奈良交通のバスは本来緑色なのですが、この黄色いバスは奈良市内を循環していて、観光用のバスといった趣き。
それだけあって、奈良駅のバスターミナルには観光客らしき方がたくさん並ばれていました。
外国人はジャパン・レール・パスを使うので、近鉄ではなくJR奈良駅からの方がいいのでしょうねぇ。
ジャパン・レール・パスとは
外国人向けの、JR乗り放題切符のこと。
この黄色いバスの案内にも「北京終町」の文字が…笑
多分ここで皆さん気づかれるのでしょうねぇ
南もある
ちなみに、北の他にも「南京終町」というバス停もあります。
もちろん「なんきんおわりまち」ではなく、「みなみきょうばてちょう」です。笑
こちらは一般路線向けのバス停ということもあるのか、さほど話題になっていないようでした。
先程ご紹介した京終駅は、南京終町側に位置しています。