鉄道150周年を祝し、時刻表検索サイトを運営するジョルダンは、150年前(1872年:明治5年)の鉄道時刻表検索が楽しめる「乗換案内1872」を提供すると発表しました。
当然ながら実用には全く適しませんが、非常にユニークかつ鉄道愛のあるサービスとなっています。
「1872年の鉄道開業時に乗換案内が存在していたら・・・」という発想から生まれた乗換案内です。当時の鉄道営業区間(新橋~横浜間)の経路検索を体験できます。
経路は、当時実際に使用された時刻表を用いて案内します。さらに運賃は「当時の価格」と「現在の価値に換算した目安の価格」の両方を併記していますので、150年前の鉄道の価格感を味わうことができます。出典:ジョルダン株式会社 1)
早速使ってみた
1872年(明治5年)といえば、当然ながらまだ鉄道が新橋~横浜だけだった時代。切符は「テケツ(Ticket)」と呼ばれていたそうです。
乗換案内1872のページ。通常の乗換案内と同じUXになっているのが面白いですね。
新橋始発は朝8時で、横浜まで53分の旅。当時のSLは「陸蒸気」と言ったそうです。
運賃は…上等でなんと10,870円!!高ぇ!!!
今の普通車(下等)でも3,620円とまぁまぁしています。
終電は18時発。同じく53分で結んでいました。
ちなみに私も調べたことがあるのですが、明治9年時点では7時が始発、終発が23時20分発の急行となっていて、開業から4年の間にダイヤ改正が行われたようです。
「乗換案内1872」へのアクセスはジョルダン公式ページ上部から。
iOS・Androidのアプリの他、PCやスマホ向けWebサイトからでも検索可能ですが、PCサイトからは何故かリンクが表示されていないようなので、こちらから直接アクセスしてみてください。
関連リンク
参考文献
- ジョルダン株式会社「鉄道開業150周年を祝う企画を実施します!1872年当時の経路検索が可能に」