大阪・西田辺にあった、シャープの旧本社ビル。
2017年に解体され、その後ニトリがその土地を取得……したものの、5年に渡って何の動きもなく放置されてきました。
シャープはこの土地の買い戻しを目指していましたが、ニトリはそれを拒否。
正直、企業オフィスがある方が地域経済の活性化に繋がると考える派なので、個人的にもシャープを応援していたのですが…
今年に入り、ようやく店舗建設の動きが始まったようなので見てきました。
完成は2023年春を予定しています。
動き出す西田辺
西田辺駅東交差点から。杭打ちが始まっていますね
仮称ですが、新しい店舗名は「ニトリ阿部野西田辺店」というようです。「部」の文字が違いますが、正式名称付与時には直されるのでしょうか
阿倍野と阿部野
現在区名として通用しているのは「阿倍野(区)」ですが、歴史的には阿部野も混在してきました
近鉄の大阪阿部野橋駅が有名なように、阿”部”野も時々使用されます
解体工事は5月10日まで行われ、その後は建物の基礎となる杭打ち工事となっています。
定点観察。活気が戻ってきました!
これまでの様子。ひとまずはコンクリートで舗装して平らに…という感じでした。
ちなみに5年に渡って寝かされてきたのは、東京オリンピック開催による資材の高騰を避けるためだったそうです。
田辺ビルは…
一方、買い戻しに成功したシャープ田辺ビルは使用されないままの状態です。
親会社となった鴻海精密工業の社長は、2019年にこの地を250m級のツインタワーにする構想を公表していました。
…が、それから3年が経過した現在においてもまだ何も動きが見られません。
元々ツインタワーは現在のニトリの土地を再取得出来れば…という話なので、この構想は頓挫したものと見られます。
現在は野村不動産と共同で「シャープスマートタウン」構想を掲げており、自社ビルと野村不動産のマンションを組み合わせた建物を建設する意向を示しています。
関連リンク
参考文献
シャープ株式会社、野村不動産株式会社『「シャープ スマートタウン(仮称)構想」プロジェクトが始動』
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