近年、日本橋のオタロード(堺筋西側)にいるメイドカフェ・コンカフェのキャッチ(客引き)の数が多くなってきており、道路の歩行および通行に著しく影響を及ぼしています。
オタロードとは
堺筋の日本橋3丁目交差点~5丁目交差点から西側にある片側1車線の道路のこと
パソコン関係品やゲーム販売店をはじめ、ポップカルチャーが集まる「日本橋」の中心街
駅としては南海難波駅が最寄り
Googleで「オタロード」と打つと、予測変換一発目に「オタロード 客引き」と出てくるので、皆さん思うところは同じなのだなと察するところです。
数えてみたところ…
実際、どれぐらいのキャッチがいるのでしょうか。
目算ではざっと4-50名程度かなというところですが、記事にするにあたって厳密に何人いるのかを探るべく、ドラレコで記録して数えてみました。
今回数えたのは、アニメイト大阪日本橋店~タイムズ~カードショップブレイズあたりまで総延長200mちょっと。
そこにいるキャッチの数を数えてみました。訪れたのは18時頃です。
【数えた結果】
西側:35(黒服2)
東側:14
総勢:49名(51名)
いやおりすぎ……。
たかだか200m歩くだけで30名にも声をかけられるなんて、うっとうしいことこの上ありません。
行政の対応は?
この鬱陶しい客引きって何とかならないのかなぁと、大阪市のページを見てみました。
大阪市内の全ての公共の場所において次の行為が禁止されます
ア 道路、広場、駅その他の公共の場所で、拒絶の意思を示している者に対して客引き行為や勧誘行為をすること。
イ 前記公共の場所で、客引き行為等をするために、他人の進路に立ちふさがり、通行人に追随し、路上においてたむろし、その他人の通行を妨げること。
ウ 前記ア、イをさせる行為出典:大阪市 1)
大阪市の条例なのでもちろん日本橋も条例の対象ですが、ポイントは「拒絶の意思を示している者」という点。
つまり客引き自体は合法で、拒否している人に対してすぐに引けば違法行為ではないのです。
実際に歩いてみても、いらないという意思表示をすればすぐに離れていきます。これは上記の条例に基づく指導からなのでしょう。
ただ、拒否の意思を示してもしつこく客引きをするケースも今回目撃しました。
カードショップブレイズ角での客引きでは、黒服とセットになった女性が、拒否しても「初めてなんですよ~!お願いします~」と追随してきていました。
ともあれ、これ以外は拒否の意思を示せば離れていったキャッチが多かったのもまた事実なので、ブレイズ前にいたキャッチが例外的なものであればいいのですが…
禁止区域ではない
大阪市は市民から多数の苦情を寄せられたエリア(梅田・北新地・難波)について客引きの禁止区域を設定しています。
しかし、難波(ミナミ)地区は中央区・西区のみが対象で、浪速区である日本橋に関しては設定されていないことから野放しの状態です。
追記
大阪府迷惑防止条例改正
#大阪府迷惑防止条例 の一部を #改正 する条例が公布され、客引きやスカウトの規制が強化されます。
施行は、令和4年7月1日です。
「客引きをしない・客引きを利用しない」ようにしましょう。 pic.twitter.com/saLrAvdkyB— 大阪府警察安まち情報 (@OPP_seian) April 21, 2022
なんと、この記事を書いた当日に大阪府の条例改正発表があり、客引きの規制強化が7月1日より行われるそうです。
この条例で変わるかな…?
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