2022年2月1日、鉄道運輸機構は北陸新幹線の当面の終端駅となる敦賀駅の旅客上屋の工事を開始したと発表しました。
現在は入口にあたる東棟やコンコース階を進めており、いよいよ駅全体の工事として最終段階に取り掛かろうとしています。
北陸新幹線の開業予定は2024年春ですが、駅舎自体は2023年9月に完成予定となっています。
敦賀駅のデザインコンセプト
駅のデザインイメージは「煌めく大海から未来へ飛翔する駅」。沿線にある”敦賀湾の波の煌めきを表現し、豊かな自然を感じられる駅をイメージ”したとしています。
天井は敦賀湾から北海道へと渡っていた北前船をイメージした浮遊感のあるデザイン、床は船の甲板をイメージした木調タイルです。
在来線ホームとの連絡
現在の敦賀駅からは200m離れる位置に建設される予定ですが、在来線特急(サンダーバード・しらさぎ等)については新幹線駅舎1階へと乗り入れ、乗り換えが容易になるよう調整されています。
また、特急以外の在来線(小浜線や北陸本線等)については動く歩道での連絡となる予定です。
敦賀駅の仕様
駅本屋:鉄骨造2階建 約12,000㎡
旅客上屋:鉄骨平家造 約12,700㎡
ホーム形状:島式2面4線
新幹線ホーム長:312m(12両編成)
在来線ホーム長:265m(12両編成)
高さ:約37m
駅舎幅:約44m
関連リンク
参考文献
1)鉄道・運輸機構「北陸新幹線、敦賀駅新築工事の旅客上家工事が始まります」、2022年1月31日
JR西日本「北陸新幹線がつなぐ『北陸』の未来」