国土交通省は、現在延伸工事を行っている北陸新幹線の金沢~敦賀間について、鉄道・運輸機構より申し出があった工期の延期を認可したと発表しました。
これまでは2022年度中に開業予定でしたが、1年遅れの2023年度に工事完了へと変更することになります。
独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構から令和3年3月5日付けで申請のあった北陸新幹線(金沢・敦賀間)の工事実施計画の変更について、本日(令和3年3月31日)付けで認可したことをお知らせいたします。
〔主な変更認可内容〕(別紙参照)
○工事の完了の予定時期の変更
現 認 可 平成34年度末
変 更 令和5年度末○工事費の変更
現 認 可 約1兆4,121億円
変 更 約1兆6,779億円
増 加 額 2,658億円出典:https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001397617.pdf
延期の理由としては、加賀トンネルにおける盤ぶくれ対策の追加工事、および敦賀駅周辺の大雪による工事の遅延を挙げています。
特に加賀トンネルはかなり厄介で、1月には1kmに渡ってひび割れが発生するなど非常に難渋しているようです。
これらを受け、2020年11月には開業延期が必要という報告を議員連にしていました。