撮影:北河南様(敷地外より撮影)
長らく日本全国を検測してまわり、今年でDEC741にバトンタッチして引退したクモヤ443系(D01編成)ですが、ついに解体が始まったようです…。
運転台周りが剥ぎ取られており、車両本体部分のみが残っている姿が確認されました。
クモヤ443系は「クモヤ443-2」・「クモヤ442-2」の2両で組成されていますが、今回記録された車両がどちら側なのかは判明していません。
45年の歴史に幕
クモヤ443系は、線路や電気の状態などを測る「検測専用電車」で、最後の国鉄式検測電車でした。
1975年に近畿車輛にて2編成が製造され、民営化時にJR東日本・西日本に継承されました。
その後JR東日本が所有していた車両は2003年に廃車されたのですが、JR西日本の所有する車両は今年まで活躍を続けていました。
経年劣化で故障も頻発したことから、11月から新型の検測車「DEC741」に道を譲って引退。
その後は車庫にて扉を外された状態が目撃され、以前当サイトでもご紹介しましたね。
45年もの間、本当にお疲れ様でした。