新潟県を走る北越急行は、自社線内を走る「超快速」のうち、日本一早い快速電車として知られる運用を含んだ1往復を廃止すると発表しました。
超快速の種別自体がなくなるわけではありませんが、越後湯沢方面への超快速は消滅、直江津方面の1本のみが残ることになります。
種別は残るものの…
廃止されるのは、越後湯沢9:56発直江津10:53着(3841M)と、直江津13:53発越後湯沢14:54着(3832M)の1往復です。
特に越後湯沢行きの3832Mは、停車駅を越後湯沢・十日町・直江津のみに絞った文字通り「超快速」電車で、「はくたか」が廃止された2015年に「その想いを継いだ電車」として話題となりました。
表定速度が88.6km/h(北越急行内では99km/h)にもまで達する、日本で最も表定速度が速い普通・快速列車でした。
表定速度とは?
始点から終点まで、「停車する時間」を含めた合計の速さのこと。
例えば道中を平均時速130km/hで走っていても、途中停車する時間が5分もあったりカーブが多くてスピードが出せないと、全体的なスピードはそこまで速くなくなります。
今回の超快速撤退で、日本一早い普通・快速列車は、JR西日本の新快速となります。
直江津から東京まで行く歳に上越妙高駅での乗り換えと比較してほとんど変わらず、また「快速」なので特急料金が不要な分、安いことがアピールポイントとなっていました。
関連リンク
参考文献
北越急行「2022年3月12日 北越急行ダイヤ改正」
北越急行「令和3年3月13日改正 ほくほく線時刻表」