石切~生駒をかつて結んでいた、近鉄の旧生駒トンネル。
新生駒トンネルの供用開始後は長らくがっしりとした門で閉鎖され、特別なツアー時のみでしか見ることができません。
そんな旧生駒トンネルですが、なんとトンネルを活用して商品開発をする事業者を募集すると子会社の「アド近鉄」から発表がありました。
「(仮称)旧生駒トンネルブランド」の商品開発により、東大阪・生駒山・近鉄沿線の魅力向上を試みます。市民向けにブランド商品を体験できる機会も今後検討します。
出典:東大阪市「東大阪市政だより」7月1日号 No.1207
(情報提供:俊徳丸様)
もう見れないかも…
旧生駒トンネルはレンガ積みのアーチ状トンネルで、保全状態は良好。現在の鉄道トンネルとも繋がっている為、普段は近鉄関係者の方が出入りしています。
不要になったトンネルをビジネスプランへ転換するのは、これまでもしいたけ栽培(奈良県の五新トンネル)やマッシュルーム栽培(静岡県の佐久間トンネル、ただし実行ならず)という例があります。
今回の事業開発で事業者がここに入ってしまうと、トンネル内部を見学する機会は(事業者が撤退するまで)もう二度とないかもしれません。
是非、近鉄さんにはその前に見学ツアーを開催して欲しいところ……
関連リンク
参考文献
東大阪市「東大阪市政だより 7月1日号 No.1207」(令和3年 7月1日付、12ページ)
上記ページの紹介(俊徳丸様のTwitterより)
※情報提供を頂き、厚く御礼申し上げます