【宇都宮LRT】車両の愛称は「ライトライン」に！駅名も正式決定

現在建設が進められている宇都宮LRT（芳賀・宇都宮ライトレール）ですが、新型車両の愛称を「ライトライン」に決定したと発表しました！

投票の結果、雷がよく落ちる都市であることから名付けられている「雷都」と組み合わせた、「ライトライン」が1万9840票（48.8％）で最多となりました。

雷都＋LINE（道筋・つながり）
「雷都」を冠した愛称。「LIGHT」はLRT（Light Rail Transit）の一部であることはもちろん、「光」「明るい」の意味もあり、「LINE」との組み合わせにより、「（未来への）光の道筋」といったメッセージも込められた愛称です。

出典：https://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/kurashi/kotsu/lrt/1025819.html

車両は現在新潟トランシスで製造されており、北陸地方でよく用いられているボンバルディアの「ブレーメン形（GT）」タイプの車両になるものと見られます。

コメントの多かったものをまとめてみました。
軌間・・・狭軌
車型・・・HU(エイチユー)300形
似ているもの・・・某超有名お菓子、何かの昆虫、L形ki-bo(えちぜん鉄道さん)、ゴールドコーストG:LINKのフレキシティ2(オーストラリアのLRT)、ブダペスト市電の2100形(ハンガリーのLRT)…全てその通りです

— 【公式】宇都宮ライトレール㈱ (@u_lightrail) May 6, 2021

また、公式Twitterにて形式名も発表されています。それによりますと、新車は「HU300形」とのことです。

全国的な新型LRT・LRVの愛称には「トラム」の名称を用いるケースが多く、「ライン」を付与した宇都宮は珍しいケースとなります。

例えば、2006年に新規開業した富山ライトレール車両の愛称は「ポートラム」ですし、阪堺電気軌道には「堺トラム」が用いられています。

48%を獲得した「ライトライン」

投票は、4つの候補から選ぶ選択式。

沿線住民の宇都宮市民、芳賀町民等を対象に投票ボックスやFAXを用い、2020年12月15日～2021年1月15日の1ヶ月間行われました。

次点でミライドも候補に上がっていたようですが、「ライトライン」がほぼ倍近くの投票を得た結果に。

19駅名も決定

また、ライトラインが新たに開業する19の新駅名についても決定しました。

仮称となっていた駅名とは、随分様変わりしました。

例えば「本田技研北門」駅となっていた終点駅については、これを「芳賀・高根沢工業団地」に変更。ライトラインの行先部分にこの名前が出ることになります。

これは「芳賀・宇都宮ＬＲＴ停留場名称検討委員会」が4月に出した提案書にて、「特定の個人や法人（団体を含む。）の名称は避ける。 」という考え方があるのが理由と思われます。

同委員会が出した駅名案については、以下の選定基準が設けられました。

１ 名称選定に係る基本的な考え方

名称の前提
・ 停留場の名称は，ＬＲＴ利用者が乗降する場所を示すものである。
・ 停留場の名称は，芳賀町・宇都宮市が設置する公共施設の名称である。
名称として求められるもの
・ 町民・市民や利用者に対して，その場所を分りやすく示す明示性
・ 公共施設としての公平性
・ 長期間継続的に使用していく永続性

２ 名称候補選定基準
・ 停留場所在地の町名
・ 停留場が所在する地域を表す名称
・ 停留場近辺の公共施設（法令等に基づき設置された施設）の名称
・ 停留場近辺の歴史的・文化的施設の名称
・ 停留場近辺の交差点の名称
・ 停留場近辺の鉄道駅の名称
・ 上記名称と位置関係の分かる文言（方角等）と組み合わせた名称

【留意事項】
① 難読名称は避け，読みやすい名称とする。
② 間違いやすい名称や長い名称は避ける。
③ 特定の個人や法人（団体を含む。）の名称は避ける。

関連リンク

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【熊本市電】3両編成の新型車両導入・急行運転を検討中

参考文献

宇都宮市『芳賀・宇都宮LRT 公式サイト』

宇都宮市『芳賀・宇都宮ＬＲＴ停留場名称が決定！　～地域から末永く愛され，親しまれる停留場となるように～ 』

芳賀・宇都宮ＬＲＴ停留場名称検討委員会『芳賀・宇都宮ＬＲＴ停留場の名称候補に係る提案書 』

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