JR貨物が、DF200形ディーゼル機関車(レッドベアー)の老朽化置換を目的に、新型のディーゼル機関車導入を計画しているようです。官報にて明らかとなっています。
新形式?
(1) 品目分類番号 18
(2)導入計画物品および数量 電気式内燃機関車 6両
(3) 調達方法 購入等
(4) 導入予定時期 令和6年4月1日~令和10年3月31日
(5) 調達に必要とされる基本的な要求要件A 本電気式内燃機関車は、DF200形式電気式内燃機関車の老朽置換の目的で購入し、安全・安定輸送やメンテナンス性の向上、環境負荷の軽減を図ること。
B 使用線区は当社が第1種及び第2種鉄道事業免許を有する全線区、及び乗り入れを認められた他鉄道事業者の線区である。軌間は1,067mmとする。
C 最大牽引重量は1300t以上であること。
D 最高運転速度は110km/hであり、設計最高速度は120km/hであること。
E ブレーキ方式は電気指令式電磁自動空気ブレーキとし、発電ブレーキを併用すること。
F 引渡しは受注者の責任において、当社が指定する日本国内の場所にて行うこと。出典:官報(令和3年2月17日、号外31号)
今回公示された資料によると、「最大牽引重量1300トン・設計最高速度120km/h」というもの。
電気機関車ではEF210形がこの運用をこなしますが、スペックだけで見るとDF200形はEF210型の半分程度の出力で、(文字通り)少々荷が重い感じです。
車両名 | エンジン型式/回転数 | 出力・馬力 |
EF210形機関車 桃太郎 | – | 電動機定格出力:768馬力(565kw) 編成出力:4,609馬力(3,390kw) |
DF200形機関車 | V形12気筒ツインターボエンジン 1800rpm |
定格出力:1,800馬力 編成出力:2,600馬力(1,920kw) |
DF200をDF200で置き換える…なんてケースも考えましたが、かなりスペック差があるので新形式が登場しそうな雰囲気。
もしくは、車輪を8つにして「DH200」形…なんてケースもあるかもしれませんね。
機関車の「FとH」
機関車は車両によって車輪の数が異なります。「F」は6輪、「H」は8輪を表します。
DF200形は6輪ですが、EH200形「ブルーサンダー」は8輪になります。
輪数が増えると、それだけモーターを増やすことが出来、更にグリップ力が増すのでパワーがアップします。
北海道の顔
DF200形は、1992年~2011年まで製造が続けられてきた新しい世代のディーゼル機関車です。
凸型機関車であるDD51では重連運用が必須だった区間を、1両でこなせるようにパワーアップさせた形式で、非電化区間の貨物列車の顔になりました。
北海道を中心に配備された他、近年では名古屋にも配置されています。
更に九州ではJR九州が「ななつ星」の牽引用に同型機(7000番台)を導入するなど、北海道貨物列車の代表的な車両となっています。
DF200形は初期型でも経年30年程度ですが、北海道の過酷な環境での運用は一般的な鉄道車両の寿命を縮めるものでしょう。
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