24分間隔での運行になった、阪堺の恵美須町駅。先日2番線ホームの使用を取りやめていることはお伝えしましたね。
この際に線路が剥がされていることは記事に書いたとおりですが、なんと剥がした線路部分に新たなホームの基礎らしきものが建設されています。
阪堺の親会社である南海電鉄は、中期経営計画において「恵美須町駅の活用」を挙げており、今回の移転はそれに関連したものとなるのでしょうか。
駅っぽい構造物…
それがこちら。白いアスファルトのような建築が見えます。高さ的にもホームといった佇まい。
同じ位置から10月時点の写真。
隣接地には、先月時点では建設中であった木造の建物が完成していました。あれが駅だとするとこの建物は乗務員詰め所といったところでしょうか。
恵美須町駅は、1911年の開業以来、長らく阪堺電車では最も北にあるターミナル駅として機能してきました。1969年には堺筋線が開業して乗換駅として機能するようになりました。
しかしながら、2013年時点での乗降客数は1日あたり988人とかなり低迷。今年のダイヤ改正で24分間隔へと減らされたばかりでした。
阪堺電車の恵美須町駅、南海の中期計画で有効活用が謳われていたから、片面ホーム新設で軌道を後退させ跡地はビル建て替えかなぁ?と。
しかし衰退が酷い。平成になってからも昼間8分間隔を維持してたのに、今や3分の1だもんな・・
←1996年 2019年→ pic.twitter.com/rqlO3r2sm9— ぷにぷに (@punitter39) November 26, 2019
1996年時点では8分間隔が維持されており、ラッシュ時には3~4分間隔にまでなりホームも2線必要なレベルでしたが……
立地としてはインバウンドに沸く難波・日本橋エリアの南端部分にあたる好立地なので、この駅部分に何か建てる算段なのかもしれませんね。
駅建設による路線短縮があるとすれば運賃に変更があるものと思われますが、そちらにも注目です。