もう1年が経つのか…とびっくりしていますが、泉北ライナーは12/5で1周年を迎えました。おめでとうございます~!
以前こういった記事を書きましたが、あれから1年。利用者はどうなのでしょうか。
利用実績は順調、中には乗車率80%超えも
運行開始から1年が経過し、泉北高速鉄道の沿線住民にも日に日に泉北ライナーの利便性が認知され、乗客が増えているようです。
ぷにぷにさんという方が、毎日オンラインチケットシステムで泉北ライナーの利用者数をチェックされておられますが、1周年の節目となった12月5日の利用者数は以下のとおりでした。
62号…209席(定員248)
泉北ライナー62号、209席埋まる。
今日がちょうど1周年、週明け月曜日でチケレスポイントアップの影響もあるだろうが、ようやく定着してきた感じ?
もはや、2席並びの空席を探すなんて出来なくなった。 pic.twitter.com/whdbb9c3EA— ぷにぷに (@punitter39) December 4, 2016
泉ヶ丘を6:52に発車する難波行き泉北ライナー62号は、朝ラッシュド真ん中ということもあって80%超えとかなりの乗車率。
64号…147席(定員248)
泉北ライナー64号は147席。こちらは普段より低調。62号の200席オーバーを見ただけに少なく感じるが、デビューから一年経ち、「徐々に定着」か?
余談ながら、今日はクルマ通勤。深井中百舌鳥で渋滞の嵐。1号線事故も。あの中百舌鳥パークアンドライドの人、今日も快適通勤だろうなぁ(笑) pic.twitter.com/j78myluOMC— ぷにぷに (@punitter39) December 4, 2016
64号は朝ラッシュも落ち着いてきた8:21発なのでまずまず。両者とも乗車率は50%超えです。
夕ラッシュの下り方向
泉北ライナー、夕方以降下りの利用状況。
63号41席、65号110席、67号123席、69号144席、71号123席。
18時台の65号が低調で、21時台の69号が一番好調だったのは意外。
いずれも天下茶屋発車時点で計測。
以上、暇人でした(笑) pic.twitter.com/9RLTZmWkNH— ぷにぷに (@punitter39) December 1, 2016
こちらは12月1日時点での利用者数。泉ヶ丘16:32着の63号があまり乗っていないようで、細かなダイヤ修正の必要性はありそうです。
が、その他はおおよそ乗車率50%超え(定員248、50%は124席)ですから、まずまずといったところではないでしょうか。
南海ラピートの損益分岐点は乗車率40%らしいですから、同じ時期に出た11000系も同程度とすればまぁ黒字、といったところでしょうか
利用しない人からはかなり批判
一方、利用できない人達からはかなり反発を喰らってしまっています。
それもそのはずで、普通列車のダイヤを泉北ライナーに置き換えたことで、普通しか乗れない人にとっては直通列車の待ち時間が25分待ちになるなど、格差がモロに出てしまうダイヤ編成になってしまったことです。
ここでなんば駅、21時代の泉北高速鉄道へ乗り入れする時刻表を見てみましょう。

ダイヤ改正前はおおよそ11~12分間隔で電車が来ていましたが、泉北ライナーはこの12分間隔の列車1本を置き換えたので、普通列車しか乗らない人にとっては直通列車が24分も間隔が開くことになってしまいます。これがかなり大きな反発を呼んでいるのです。
泉北ライナーのデメリットとしては
☑増発ではなく既存ダイヤを潰して設定したので、普通列車までの空き時間が最長25分近く開く
☑所要時間が29分と準急と比較しても5分程度しか変わらず、時間的な費用対効果が薄い
特に25分待ちというのは大都市近郊の鉄道ダイヤとしては許容しがたいもの。堺東・中百舌鳥で2つ乗り換えて接続する列車はあるものの、以前は手間も無く乗れていた方からすれば憤慨もの、もしくは接続することが十分に知られていない周知不足なのではないのでしょうか
つまり、沿線住民の皆さんは泉北ライナーに怒っているのではなく、泉北ライナーのせいで普通列車が乗れなくなったことに怒っておられるのです。
深井駅のように利用出来ない方からするとそりゃ怒って当然ですよね。
Twitterでも
今回Twitterで探してみましたが、特筆する点として「鉄道ファンでない若い人」からかなりの反発があるということ。
泉北ライナーのせいで、難波まで1本で行きたいのに30分動けません。
早期、泉北ライナーの廃止、ねがいます。— mimimimi。。kikiki (@mimmzzzkkki) December 5, 2016
なんで泉北高速いい時間の電車全然ないん?めっちゃイライラする!!!
明日テストやから遅くでいいのに乗り換え面倒いやつしかないし
結局いつもと一緒の早いやつで行かなあかんし
泉北ライナーほんまいらん!!!— . (@sora____22) December 4, 2016
泉北ライナーのタグ見たらボロッカスに書かれてて草生えた
でもわかるなーやたら泉北区急増便して通過するせいでなかもずは明らか地下鉄の方が増えたし、未だに急行は中百舌鳥はまだしも三国ヶ丘に一切止めへんし、片開きの電車半世紀走らせるとか南海は変わってるな— とりでぽっぽ (@synindx_73train) December 6, 2016
「置き換え」ではなく「増発」を
以前書いた記事で、私は有料座席特急を賞賛する記事を書きましたが、それはあくまで既存利用者が著しく不便益を受けることがなかった前提でのお話。
特に高野線中百舌鳥~難波間のダイヤに余裕が無いのかもしれませんが、24分待ちなどとここまで既存ユーザーをないがしろにしてしまえば、反発も当然ですね。
まもなく泉北ライナー用に新車が投入されますが、ダイヤ面に余裕が無いのであれば、本線特急サザンのように泉北ライナーに一般車両をつなぐことも視野に入れ、既存利用者からそっぽを向かれないようにするべきなのではないでしょうか。
「泉北ライナー憎し」で的はずれな意見も
https://twitter.com/tabitarou_/status/805770615797862404
※上限運賃は国土交通省の裁可によって決められるので、根拠なく自由に決めれるものではありません
今回のダイヤ改正で20分以上待たされることはなくなりましたね
泉北ライナーだけが問題なのではない。
子会社化時に普通運賃と通学定期料金は値下げされたが通勤定期料金は据え置き。
結果、難波から泉北各駅までの通勤定期料金は御堂筋線乗り換えのほうが安いまま。
現在も中百舌鳥駅では朝の通勤ラッシュ時に泉北方面からわざわざ改札を出て御堂筋線に乗り換えるという大規模な人口移動が続いております。
ちなみに地下鉄にはIC定期がありませんが、マイスタイルという利用状況によっては定期より便利なサービスが…。
以外に利用者が有るんですね。京阪みたいに準急などに連結して走らせてほしい。客を馬鹿にしている経営方針である。南海に吸収され無ければもっと改善が見込まれたと思うけどね。
ほんまやね。乗車率が上がってるって言うけど、乗客を隠すブラインドが怪しいです。京阪や阪急を見習って欲しいものです。経営陣のアホさを株主は黙ってるんのかな。