京阪電鉄は、八幡市(10月より石清水八幡宮駅)~男山山上間を結ぶ鋼索線(男山ケーブル)の車両のデザインをリニューアルすることを明らかにしました。
これまでは新CI導入に伴う新京阪特急色(上部に赤、下部に黄)を配したデザインへと切り替えられる中で唯一の京阪特急色を維持してきましたが、今回のリニューアルによって完全に消滅する模様です。
京阪電気鉄道株式会社(本社:大阪市中央区、社長:中野道夫)では、八幡市-
男山山上駅間を結ぶ鋼索線(現・男山ケーブル)について、リニューアル工事に併せて車
両デザインを一新するとともに、通称・駅名を変更します。今般、18年ぶりに実施するリニューアル工事は安全性向上を目的としたものですが、
車両デザインについても一新。石清水八幡宮への参道である男山ケーブルについて、石
清水八幡宮らしさを表現する新デザインとします。デザインコンセプトは、「陽(赤)の遣い」と「月(黄)の遣い」。片方が昇ると片方が下
るケーブルカーを「太陽」と「月」に見立て、それぞれが発するひかりを表現。石清水
八幡宮の社殿、京阪特急伝統のツートンカラーの組み合わせをモチーフに、陽(赤)は「あ
かね」、月(黄)は「こがね」と車両の愛称も新たに設定し、6 月 19 日(水)から外観・内
装ともに変更します(中略)この度の改元に伴うタイミングで車両デザイン、通称・駅名を変更することにより、
祝賀の意を込めるとともに、石清水八幡宮との一体感をさらに強め、ご乗車される皆様
に愛されるケーブルカーを目指します。出典:https://www.keihan-holdings.co.jp/news/upload/2019-05-14_%E2%91%A1cable.pdf
京阪特急伝統の2色を2両に引き継ぐ
新デザインでは、運用される2両に京阪特急伝統の「赤」「黄」がそれぞれ引き継がれ、「あかね」号には赤色が、「こがね」号には黄色が中心となったカラーリングになるようです。
……こういう”伝統が2つの子に分かれて引き継がれる”というの、めちゃくちゃワクワクしませんか? 私はします笑
変更は6月19日からで、ケーブルカーの更新工事のために5月27日~6月18日の間は運休・代行タクシーを運行するとのことです。
名称も改名
また、従来「男山ケーブル」と呼ばれてきた通称についても、2019年10月1日より石清水八幡宮ケーブル(略称を参道ケーブル)として改名。
京阪本線の八幡市→石清水八幡宮駅の改名時期と併せ、ケーブル駅についても八幡市→ケーブル八幡口駅、男山山上→ケーブル八幡宮山上へと改名されるようです。
関連リンク
【京阪電鉄】鋼索線(ケーブル)の車両デザインを一新。通称・駅名も変更へ | 阪和線の沿線から