【廃墟・廃線跡】ピーチライナー橋脚の解体が始まっているので見てきました

【廃墟・廃線跡】ピーチライナー橋脚の解体が始まっているので見てきました

愛知県北側に位置し、名神高速小牧インターや小牧空港などで有名な小牧。かつてそこに新交通システム「ピーチライナー」があったことをご存知でしょうか。

愛知県・小牧市と中部地方の企業によって設立された第三セクター「桃花台新交通株式会社」が運営していました。

新交通システムとしては2020年現在唯一の廃止された路線ですが、未だに橋脚・駅設備が残ったままになっています。

2020年になって解体が動き出したそうなので、最後にもう一度…と見てきました。

 

 

ピーチライナーって?

到着するピーチライナー100系車両。前面には桃花台の「TOKADAI」が映っています。

…と、ここまで見ると一般的な新交通システムなのですが…

 

なんとこの路線、車両の向きが常に一定なんです。つまり前面はずっと前面であり続け、後面はこのように簡易運転台を取り付けられたのみ。

これはコスト削減を行う事が理由で、ドアを右側だけにすることによって車両製造費用、方向変換設備費用を抑える為です。ここまでケチった新交通システムも他では類を見ません。

 

そして、その構造のために終端部には転回用のループ線が取り付けられていました。

 

「ピンチライナー」と揶揄されたピーチライナーが廃止された理由は経緯としては次の通り。

元々桃花台を終点にする気はなく、JR線と接続する高蔵寺までを繋いで小牧⇔桃花台⇔高蔵寺を結ぶ予定でしたが、

・高蔵寺までの延伸予算が不足していたこと
・沿線の桃花台ニュータウンの居住者が伸びなかったこと
・当初20,000人と想定した1日の利用者数が僅か2,700人程度だったこと

などから、2006年に僅か15年で廃止されてしまった、悲運の路線なのです。

 

というか、大阪でもそうですがやっぱり第三セクターってどこか杜撰・適当で、胡散臭くなってしまいますね…

さて、いよいよ本題の廃線跡を見ていきましょう~

 

 

廃線跡:小牧駅

2020年になって再び小牧に訪れました。前回の来訪が2006年ですから14年ぶりになります。

終着駅の小牧駅にはピーチライナーが通らなくなって久しい大きなループ線が、未だ解体もされず残されていました。

 

より遠方からもう一枚。

なんとも圧巻の光景。なかなか他では見ることが出来ません。

現在のピーチライナー小牧駅。バリケードがなされていますが、おそらくこれは解体工事に伴うもの。それまでは野ざらしだったのでしょうね…

営業中のピーチライナー小牧駅。営業中はこのような姿でした。

在りし日の小牧駅。新交通システムならではの全面ホームドア駅です。

桃花台線の小牧駅をとりこわしています」の工事表記。期間は今年の7月31日まで。

左側が名鉄小牧駅(供用中)、右側が元ピーチライナー小牧駅です。小牧駅はだいたい想定内の雰囲気でした。

 

さて、次の駅へと向かってみましょう。ここがかなりの廃墟ぶりで……

 

 

廃墟感満載の東田中駅

 

ご覧下さい。なんですかこの立派な廃墟ぶり。

サインもロゴもなく、どことなく野暮ったい「東田中駅」の文字。

 

つわものたちの ゆめのあと……

 

周辺も寂れ、車だけが通っていくこの道路にたたずむ東田中駅は、なんともいえない味わい深さがありました。

入口は2箇所のみ、エレベーターなどはなくどちらも封鎖されています。

廃止後は、代替交通である「ピーチバス」が運転されています。

 

本数はおおよそ毎時2本といったところ。最初からバスでよかったんじゃ……

 

 

 

小牧原駅

こちらは東田中駅と小牧駅の間にある「小牧原駅

小牧原駅は、現在も名鉄が運行していることもあって住宅がポツポツと見られます。

左側が名鉄、右側がピーチライナー。

比較的綺麗な状態で保たれていました。

 

 

東田中駅の場所

 

※小牧・小牧原駅は現在も供用中なので、探せばすぐに出てきます。

 

保存車両

ピーチライナー100系車両ですが、現在は株式会社豊通テック本社付近にて保存されているようです。

また、岐阜県にある株式会社ナガラにも2両が保存されています。

 

関連リンク

解体が始まったピーチライナー 小牧駅の解体の様子は?【2020桃花台線 前編】



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