JR西日本は、JR京都線・神戸線へ225系(144両)を新製投入することを発表しました。
これとあわせて、現在運行中の221系を大和路線・おおさか東線へと転属させ、両線で使用している201系の運行を終了すると発表しました。
【まとめ(関係路線・車両転用計画)】
下図に青で示す、JR京都線・JR神戸線などでは、225系の新製投入や223系への車内ディスプレイ設置により安全性・安定性・利便性が向上します。
なお、225系の新製投入に伴い、現在、JR京都線・JR神戸線の主に快速で運行している221系を、順次、大和路線やおおさか東線に転用し、国鉄時代から活躍してきた全ての201系を置き換えることで、乗り心地や快適性を高め、線区価値向上を図ります。出典:https://www.westjr.co.jp/press/article/2020/02/page_15648.html
東海道線→大阪環状線→大和路線
201系は国鉄時代にデビュー。東海道本線において主に普通列車用として224両が配置され、2006-2007年頃まで活躍してきました。同線在籍中には中間リニューアル(体質改善)工事も受けました。
2006-2007年頃から、東海道線(JR京都線、神戸線)へ321系が投入されるに伴い、順次大阪環状線へと転属。先輩である103系と共にオレンジ色の大阪環状線として活躍しました。
ちなみに、大阪環状線(普通用)へ新形式が投入されるのは1964年の103系以来のことでした。
大阪環状線と同時期に大和路線へも転属。初めてのうぐいす色をまとい運行されてきました。
おおさか東線の開業時にも使用され、また大阪環状線への323系投入で余剰となった編成が再び大和路線・おおさか東線へと転属、同線は201系大国となったのです。
223系にディスプレイ
出典:JR西日本プレスリリース
また今回のリリースでは、現在運用中の223系に車内ディスプレイを設置することもあわせて発表しています。
こちらもなかなか良いニュースなのですが、201系引退のインパクトの大きさにかき消されてしまった感じがありますね。笑
…それにしても、まさか103系(奈良線等で運用中)より先に201系が全車引退することになろうとは…