新幹線やJR在来線、御堂筋線が集まる新大阪駅。将来的にはリニアや北陸新幹線もこの地に集まる、一大ターミナルとなる予定の駅です。
そんな新大阪駅ですが、意外にも関西で駅弁が最も集まる駅というのは知られていないのではないでしょうか。
これは一鉄道ファンからの本質情報なんですけど、新大阪駅の駅弁はJR西日本管轄(左)とJR東海管轄(右)で
種類の違う4-50種類のバリエーションが楽しめる「駅弁ターミナル駅」なのでオススメしておきます(今日も来ました) pic.twitter.com/bRC7IQYI6p— Osaka-Subway.com/鉄道プレス (@OsakaSubwaycom) January 21, 2020
Twitterで書いてみたところ500RT超えの大反響(=あまり知られていない?)だったので、改めて記事として書いてみました。
新大阪駅に駅弁が多い理由
新大阪駅の特色として、「サンダーバード」「はるか」「くろしお」「新快速」などが発着する在来線ホームはJR西日本が管轄、新幹線が発着する新幹線ホームはJR東海が管轄する駅となっています。
つまり、流通経路もそれぞれ各社独自のものとなっていて、売られている駅弁も全く異なったラインナップになっているのです!
これが、新大阪駅に多様な駅弁が集まる理由です、
主な駅弁:JR西日本側
JR西日本が運営する「駅弁にぎわい」は、改札内・改札外(アルデ新大阪)の2箇所にあります。
北は稚内、南は鹿児島中央まで、全長17mのロング・ショーケースに全国各地の駅弁が100種類以上ズラリと並ぶ様は圧巻 ! 期間ごとに内容が変わる”実演販売コーナー”では、駅弁ブランドの料理人を店舗に招き、その場で調理していただくことで、輸送上、現地から離れた地では販売不可能な有名駅弁などを販売可能にし、普段味わうことのできない”できたて”のおいしさをご提供。選ぶ楽しさ、見る楽しさ、味わう楽しさがいっぱい詰まった店舗です。
ここでは主にJR西日本の地域から管轄外の東北・北海道まで多様な駅弁が揃っています。例をあげると…
・ひっぱりだこ飯(淡路屋、新神戸駅など)
・越前かにめし(番匠本店、福井駅など)
・氏家のかきめし(氏家待合所、厚岸駅)
・牛たんと明太子のお弁当 (仙台駅など)
その他メニューはこちらから
などなど、100種類以上の駅弁が全長17mのショーケースにずらりと並んでいます。
こういった駅弁は従来ではその地でしか食べられませんでしたが、輸送技術の発達なのか遠く離れた北海道の駅弁までもが新大阪駅にて販売可能となりました。
主な駅弁:JR東海側
一方、JR東海の売店(JR東海パッセンジャース)では中部や北陸、そしてJR東海オリジナルの駅弁が揃っています。
・ますのすし(源、富山駅)
・ありがとう東海道新幹線700系新幹線弁当(中谷本舗、JR東海)
・叙々苑特製焼肉弁当(叙々苑)
その他メニューはこちらから
入場券のライフハック
また、JR西日本では駅への入場券(新幹線も含む)がお買い物券として使える制度があります。
駅弁を買うためだけに入場券を買っても、実質的に無料で出てこれるんです!
是非新大阪駅で、駅弁を食べ比べてみてくださいね~!