繊維の街、船場(厳密には心斎橋駅)に本社を構え、カーペット、床材、カーテン、壁装材などを扱う内装材会社である「住江織物株式会社」が、自社ビルのショールーム内にて「鉄道車両内装の歴史展」という非常に興味深い展示を行っているそうなので見てきました。
【追記】当初は6月28日までの予定でしたが、なんと好評につき8/31まで延長開催するとのことです!いやーすごいな鉄道ファンパワー……
4月22日(月)から開催中の「住江織物株式会社 鉄道車両内装の歴史展」(住江織物株式会社 本社ビル4階 大阪ショールーム内)がご好評につき、8月31日(土)まで開催期間を延長することにいたしました。
出典:住江織物公式サイトより
夏休み期間に入るので、関西圏外の方も来やすくなりましたね!!
早速心斎橋へ
やってきました住江織物株式会社本社!!アルマーニの横にビルを構える綺麗な会社です
エントランスは床材を扱う会社だけあってすっごいふかふかなじゅうたん!!おお!!!この時点でテンション爆上がりです笑
会場はエレベーターをあがって4階のショールーム。入ると受付の方が立ち上がって案内してくれます。場所はショールーム左手奥側です。
各社のモケット素材が並んでテンション爆上がり
おおお…! これが各社モケットを並べたサンプルですか!!!テンションがみなぎる!!!!!!うっほい!!!!!
(静かな空間なのでこっそりとテンション上がってました)
上から0系新幹線・100系新幹線、500系、700系レールスター…
真ん中はJR各社の特急・通勤電車、そして私鉄が並びます
京阪の昔の座席や旧3000系DD車、アーバンライナーにラピート、パノラマスーパー…と、各社を代表する車両のモケットが揃っています。これはすごい。
車両には品名も付記。ヒョウ柄で特徴的なラピートは「Sレパード」という品名だそうです
住江織物の歴史展、各社の座席サンプルがズラッと並んでいてしかも実際にさわって確かめられてめちゃ面白い展示でした
ラピートのモケットは「Sレパード」というものなのだそうです pic.twitter.com/Lu5x9emZH0— Osaka-Subway.com/鉄道プレス (@OsakaSubwaycom) June 3, 2019
0系新幹線。燃えにくい素材を使っているようです
京阪初代3000系の座席。昭和46年より納入とのこと
こちらは阪急電車の座席。
阪急の座席って、他の電車よりもふかふかだな…と思いますよね?実はこれをよく見てみるとすぐにその理由がわかりました
阪急は何故ふかふか座席なのか
一般的な座席。こちらは新幹線0系のものです
ラピートのもの。
そして阪急電車のもの、いかがでしょう、毛の長さが長いのが見て取れませんでしょうか
ふかふかの理由は多分これですね。
こないだ行ってきた住江織物の展示、各社様々なモケット素材が展示してあったんですが、やっぱり阪急のふかふかさは毛の長さも一因なのだなぁと確信した瞬間でした
(左が阪急。右が0系新幹線) pic.twitter.com/3lmCK7bJkg— Osaka-Subway.com/鉄道プレス (@OsakaSubwaycom) June 3, 2019
その他
この他、今となっては廃車されて見れない貴重なものも数多く展示。この素材は大阪市電のものなんだとか
高島屋がデザインを手がけ、大阪市のマークである「みおつくし」をモデルにしたデザインなのだそうです。赤に黒紋付って今でも相当攻めたカラーリングですね~
こちらは京都市電の前身である「京都電鉄」のもの。京都市のマークが見えますね
展示ブース内には住江織物のパネルも一緒に展示されていました
エントランスのあの大きなじゅうたんは
先程書いたエントランスの奥にあったあの大きなじゅうたんは、なんと戦艦大和のカーペットなんだとか
ひ、ひえ~……
住江織物さんってこの展示をされるまでそもそも知らなかったんですが、鉄道の歴史と密接に交わる伝統的な企業さんなんですね。
こんな素晴らしい会社が長らく大阪に本社を置いてくださっていることに感謝です…!!