2024年5月31日・6月3日の2日にわたって搬入された、近鉄の新車「8A系」。
現在高安車庫にて早速組成されており、整備がなされている最中だったようなので様々なアングルから見てきました。
ピカピカ
これまで近鉄一般車は「シリーズ21」のようにグレー地でしたが、8A系では近鉄一般車の伝統であるマルーンレッドとホワイトに戻りました。
横にいる従来車と比較すると、ホワイトがより真っ白になっているのがわかります。
先頭車を横から。スカートも含めて全体的に八角形なデザインとなっています。
前面上部。
真ん中上にはLED式とおぼしき行き先表示器が設置され、その両端に三角形のライトが埋め込まれています。これが種別灯・尾灯でしょうか
前面下部。京阪3000系のようなヘッドライト?が採用されています。キリッとしていい感じですね。
連結器には3つの管(SAP/MP/BP)が設置されており、従来車とも連結可能な様式のようです。
車体前部を後ろから。前面部のみ天井よりも高めに取られており、その後ろの誘導無線アンテナが設置されています。
台車の様子。近畿車輛製のKD327(M車)、中間車の8A301にはKD327A(T車)が用いられているようです。
組成は大阪難波方から[8A401]-[8A301]-[8A201]-[8A101]となっています。
以前ご紹介した銘板や陸送時の写真を見ると、
・8A101には「ク8A1形」
・8A201形には「モ8A2形」
・8A301には「モ8A3形」
・8A401形には「モ8A4形」
という表示が備えられていたことから、それぞれ
[8A401(Mc)]-[8A301(T)]-[8A201(M)]-[8A101(Tc)]
ということになりそうですね。
パンタグラフは東洋電機製造のシングルアーム式。難波方に向けて「<」のように設置されていました。
VVVFインバータには三菱電機の銘板が見えることから、三菱電機製のものが設置されているようです。
また、ドア横には開閉スイッチも備えられており、酷暑/寒風時に個別でドアを開閉できるようになっています。
8A系は今年10月にデビュー予定となっています。今後試運転が継続的に行われていくのでしょうねぇ…。
今年度中は、4両編成x12本の合計48本が製造される予定となっています。