富山地方鉄道は、2023年3月期の有価証券報告書を発表しています。
これによると、設備投資の一環として2023年度中に電車車両の改修工事を行う、としています。
6000万円かけて…

改修工事の費用は6190万円。工事完了予定は2024年3月となっています。
富山地方鉄道では鉄道線と軌道線(路面電車)がありますが、「電車」との記載があることから、おそらくは鉄道線の方で何かを行うものとみられます。
この改修工事の対象電車については明らかにされていませんが、現在の富山地鉄の主力は
・2013年に導入された元東急17480形
・1990年導入の元京阪10030形
・地鉄オリジナルの14760形(上写真)
あたりでしょうか。
ちなみに元京阪3000系の10030形は1971~73年、14760形は1979年製造と、経年度合いで言えば10030形の方が古い車両となります。
とはいえどちらも既に経年50年近くになり、ちょっと改修するには厳しい気もします…。
これまで
ちなみに、昨年度の資料を見ると以下のような記載があります。
朽化した車両を 2019 年度にバリアフリー化された中古車両に2編成を
更新し、2021 年度に更に1編成を更新いたしました。出典:富山地方鉄道「移動等円滑化取組計画書」
2019年に10020形(10023編成)・14720形(14722編成)が、2021年に初めて10030形(10037編成)が廃車となりました。
上記のように10030形は廃車も始まっていますが、果たして今回の「車両改修工事」の対象になるのでしょうか…?
関連リンク
参考文献
富山地方鉄道「有価証券報告書」2023年6月