2023年春、新しい大阪駅が開業します。
それに伴い、まもなく地上から姿を消すのがこの梅田貨物線です。
関空特急「はるか」や「くろしお」が日常的に通るこの路線は新大阪と西九条をショートカットする路線で、大阪駅が出来た際には地下線へ移行する予定となっています。
まもなく見納めになるこの区間に323系がやってきているという話を聞きつけ、見てきました。
ビルと323
旧JR貨物の梅田貨物駅だった敷地が、現在再開発が進んで大きく変貌を遂げています。
そんな大阪駅の近くにある梅田信号場へ入ってきたのが、大阪環状線の323系です。
通常、323系が走る風景からはこういった「ビル×323系」というアングルは拝みづらく、梅田貨物線へやってくる時だけに実現するちょっぴり珍しい風景です。
イレギュラーな場所へやってくる意図は不明ですが、梅田貨物線の保安列車説や訓練運転を行っている説があります。
但し、保安列車はレールの錆取り用に運行されるのが主目的で、お盆や正月など貨物列車が運休になるタイミングを見計らって運行されます。
時期的に貨物列車が運休するシーズンではないので、後者(訓練運転)の可能性が高いものと思われます。
<参考リンク>
後ろにはインターコンチネンタルホテル、グランフロントが並びます。
2016年のデビューから5年近くが経っているのでピカピカとまでは言いませんが、最新鋭の323系にはこういった都会らしさがマッチしますね。
10分ほど停車した後、走り去っていきました。
尚今回323系が停車した梅田信号場は、地下化の際に廃止予定となっています。