大阪・高安山の西側を走る西信貴鋼索線(ケーブルカー)
ケーブルカーなのに踏切がある路線として一部で有名ですが、2022年8月6日に落雷に被災した影響でケーブル巻上装置が故障。現時点でも運転再開の目処が立っていないようです。
原因・現況
・8月6日11時44分頃、落雷で高安山駅にあるケーブル巻上装置の電気設備が故障
・係員が点検したものの復旧せず、全線で運転見合わせ
・7日以降も点検しているものの復旧できず
・11日にケーブル巻上装置の制御器基盤を取り替え修繕を試みるものの、未だ営業運転は出来ず
この影響で22日から「当面の間」運休するとのこと。
同区間は道路も狭いことから代行輸送はなく、山頂にある朝護孫子寺や高安山霊園へは、山を迂回して反対側の王寺駅・信貴山下駅から奈良交通のバス(毎時1本程度)を使うように案内しています。
西信貴ケーブルカーとは
西信貴鋼索線は、90年の歴史を持つ由緒正しきケーブルカーです。近鉄大阪線の河内山本駅から支線に乗り換えた先の終着駅、信貴山口駅から乗車できます。
冒頭でも書いたように、ケーブルカーなのに途中2箇所踏切を横断する路線です。
2021年には大きくリニューアル工事を受けていましたが…今回の被災で果たしてどうなるでしょうか。
関連リンク
参考文献
近畿日本鉄道『「西信貴鋼索線 電気設備故障による運転休止」について』
近畿日本鉄道「西信貴ケーブル運転休止のお知らせ」