初の207系である量産先行車「F1編成」が、網干総合車両所明石支所から吹田総合車両所へと回送されました。
車庫内においてLast Runヘッドマークが掲載されて職員の方が記念撮影を行っていたという報告があったことから、廃車回送のようです。
福知山線の事故による除籍・廃車を除いた通常の207系としては、初の廃車となります。
唯一の存在
F1編成は、1991年に当時の片町線用に導入された車両です。3両が近畿車輛で、4両が川崎重工で製造されました。
F1編成は他の207系と異なり、唯一7連貫通で製造された車両です。
207系としては初めて、リニューアルを受けずに廃車されることになりました。
約30年の間、JR西日本を支えた車両でした。お疲れ様でした。
JR西日本では681系の量産先行車についても廃車が明示されており、平成初期に登場した名車両の引退が相次いでいます。