京浜急行電鉄(京急)の北品川周辺1.7km区間において、高架化事業がスタートしました。
事業完了予定は2030年度(令和7年度)を予定しています。
今回の高架化工事で、北品川駅が高架駅へ切り替わる一方、隣の主要駅である品川駅については平面化が実施されます。あわせて現在の2面3線駅から2面4線駅となり、捌ける列車本数が拡大します。
北品川駅
高架化された北品川駅は、高さ16mの2面2線相対式ホームとなります。
改札前では朝ラッシュを中心に混雑している状態で、歩道橋前では列をなしている状態です。
この他駅前で並走する道路において、駅乗り降りによる駐車での渋滞解消も見込まれています。
品川駅
新しい品川駅は、2面4線のホームとなります。
図面を見る限りでは上階にも空間があり、改札階や駅ナカ施設などが出来るものと推測されます。
ダイヤ異常時には有名なUST(浦賀サイドターン)が行われるこの駅ですが、2面4線化でこのあたりでも動きが出てくるのでしょうか。
現在は3番線到着→北品川方本線上折返し→逆進入で1番線到着というアクロバティックな運用を行っていますが、それが見れるのも残り少ない期間だけかもしれません。
但し、東京都環境局が公開している計画書によると、内側の線路に渡り線が記載されていることから、引き続きUSTが残る可能性もあります。
高架化区間概要
・場所:港区高輪二丁目~品川区北品川二丁目
・対象駅 北品川駅(高架化)・品川駅(平面化)
・事業延長:約2.0km(事業区間1.7km)
・除却踏切:3箇所
・事業費用:1247億円
・完成予定:2030年度
関連リンク
参考文献
東京都『京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)の 連続立体交差化計画について』
品川区『説明会スライド』
東京都環境局『「京浜急行電鉄湘南線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業」事後調査計画書』
この文献の情報提供:shigudora様