阪堺電気軌道は、電車の走行位置情報がスマートフォンで簡単に確認出来るサービスを7月8日より既に配信中の「南海アプリ」内で開始します。
これだけだと単なる列車接近情報ですが、なんとこのアプリでは車種も確認できるとのことです!
阪堺電気軌道(本社:大阪市住吉区/社長:吉田 行成)では、2021年7月8日(木)より、電車の走行位置情報や運行車両の情報(乗降口の段差)などをスマートフォンで便利に確認できるサービスを開始いたします。
このサービスは、南海電鉄が提供している「南海アプリ」内の電車走行位置を表示する機能を拡充する形で、電車の走行位置情報や時刻表などを配信いたします。出典:阪堺電気軌道「電車走行位置情報をスマートフォンで便利に確認!7 月 8 日(木)からサービスを開始します」
マニアックな理由
何故マニアックな車種の確認できるのか…、それは段差の問題。
阪堺では現在「ノンステップ・ツーステップ・補助ステップ・ワンステップ」の4種類の車両を運転しています。
それぞれ以下の車両になります。
・ノンステップ…堺トラム、1101型
・ツーステップ…モ701形、モ601形
・補助ステップ…モ501形、モ351形
・ワンステップ…モ161形
そう、モ161型は唯一の「ワンステップ」車両であり、そこから確認が可能なのです!
アプリ画面のイメージ。青色で「浜」と書かれた車両が、天王寺駅前・阿倍野~松虫間にいますね。
赤色は唯一「モ161形」であることから特定が容易です。
突発的運用にも使えるかも
モ161型は国内最古の電車で御年93歳。冷房装置が付けられないこともあって夏場は基本的に運用されませんが、稀に運用に入ることもあり、ファンを驚かせています。
最近だと2021年4月24日にサプライズ運転があり、ファンが一同騒然としたことがあります。
今回のアプリのおかげで、公式からモ161形の情報を受信出来ることで、こうした突発的運用変更でも追っかけやすくなりそうです。
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