京阪ホールディングス株式会社は、2020年度(2021年3月期)の決算を発表しました。
それによりますと、黒字か赤字かを示す「親会社株主に帰属する当期純利益」は、45億円の赤字決算となっています。
前年度との比較
売上高 | 営業利益 | 純利益 | |
---|---|---|---|
2020年度 | 2534億1900万円 | 12億6500万円の赤字 | 45億7400万円の赤字 |
2019年度 | 3171億300万円 | 311億2300万円の黒字 | 201億2100万円の黒字 |
※営業利益…営業によってもたらされた金額。
純利益…税金を支払ったり補助金額を足しての金額
営業利益、純利益共に赤字転落です。売上高は前年度比で▲20.1%となっています。
不動産業が奮闘
鉄道・バスなどの運輸業は96億円の赤字だったものの、不動産業が185億円の黒字を出してカバーするなど奮闘しています。
分譲マンション「ファインシティ西宮甲子園」「ファインレジデンス南草津」などの関西圏、およびが「ファインシティ新越谷」「ファインシティ札幌平岸」など関西圏以外へもの進出を果たすなど積極攻勢です。
京阪電気鉄道のみに限ると、売上高は前年度比マイナス27.7%の550億5100万円、営業利益は66億7400万円の赤字でした。
ダイヤ改正による3000系プレミアムカーの導入やライナーの増発などの付加サービス拡充や、京都七条周辺を回遊するバス「ステーションループバス」の梅小路延伸なども行いましたが、赤字を埋めるには至りませんでした。
関連リンク
参考文献
京阪ホールディングス株式会社「2021年3月期決算補足資料」