JR東日本は、緊急事態宣言発令に伴い首都圏の一部線区において電車運行本数を削減していましたが、明日5/7は通常ダイヤで運行すると発表しました。
利用状況がGW前と比べて減っておらず、むしろ減便のせいで密が上がっているツイートも多数散見され、批判の声が強くなっていました。
『お知らせ』
緊急事態宣言の発出及び国・関係自治体からの要請を踏まえ、首都圏の一部線区において通勤時間帯の列車を削減しましたが、お客さまのご利用がGW前の状況に戻っていることから、5月7日(金)は『通常ダイヤ』で運行します。
引き続き時差通勤やテレワークのご協力をお願いします。— JR東日本(公式) (@JREast_official) May 6, 2021
180%越え…
NHKによると、本数を減らして運行したGW明けの今日5/6では、運休した電車の前後の乗車率が180%を超える混雑ぶりだったということです。
運行本数を減らした6日は、山手線などを利用する人は大型連休前と比べて減っておらず、運休した前後の列車で乗車率が180%を超えるなど混雑したということです。
出典:NHK『JR東日本 平日の減便 あすは通常ダイヤに 混雑受けて』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210506/k10013015051000.html
電車(E233系)の1車両あたりの定員は135人。これが乗車率100%です。
これを超える乗車率180%という数字は、つまり243人もの乗客が乗っていたことになります。
180%という数字は、「折りたたむなどすれば新聞がなんとか読めるレベル」です。
緊急事態宣言発令を受け、大阪・東京・京都・兵庫の4県に乗り入れる鉄道各社は国や都府県からの要請を受けて減便を実施していましたが、減便することでむしろ混雑度が上がり却って危険になっていたことから、西武鉄道では減便を取りやめるなどしていました。