新幹線を運営しているJR西日本・JR東海・JR東日本・JR九州・JR北海道の5社とNTTコミュニケーションズは、列車内で提供している公衆電話サービスを、2021年6月に終了すると発表しました。
これは携帯電話の普及により公衆電話の利用数が減少していること、また全てのトンネル内で携帯電話が利用可能になったことが理由です。
サービス終了は2021年6月30日を予定していますが、一部列車では7日から段階的に撤去を始めるようです。
56年で幕引き
新幹線の公衆電話は、東海道新幹線が開業した1年後の1965年6月に0系へ設置開始。100円硬貨専用のものでした。
当時は東海道新幹線沿線のみへの発信が可能で、例えば岡山県などへは電話がかけられませんでした。
デビューから56年。様々なドラマを生んだであろう新幹線の公衆電話ですが、ひっそりと消えていくようです。
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参考文献
西日本旅客鉄道株式会社『新幹線における列車公衆電話サービスの終了について』