以前記事にした通り、近鉄では藤井寺から河内天美行きの各駅停車を臨時で運行しています。
これはコロナウイルスによる乗客減少をカバーするもので、本来は大阪阿部野橋行きの各駅停車を、車庫のある河内天美まで短縮して運転することで運用を間引きしているものです。
北方向からの河内天美行きは終電に設定があるものの、南方向からの河内天美行きは通常運行されず、前回は2018年4月に起きた事故運休以来の設定となります。
アクロバティックな藤井寺駅
始発駅である藤井寺駅にやってきました。この駅には、近鉄では珍しいLED発車標が整備されています。
普段は「大阪阿部野橋」か「通過」しか表示しない藤井寺のパタパタ(ソラリー)に「河内天美」が表示されている希少な光景です。
藤井寺駅は2面4線の大きな駅ですがちょっと特殊な配線で、阿部野橋側に引き上げ線が設定されています。大阪阿部野橋から来た普通電車は、
藤井寺に到着→一旦バックして引き上げ→本線を横断して中線に進入
という形をとります。
右側に見える電車は古市方面行きの電車で、この電車が発車したと同時に入ってくるというアクロバティックな運用をこなします。
その為古市方面は中線が優等・外線が各駅停車ですが、大阪阿部野橋方面は中線が各駅停車、外線が優等という変わった形となっています。
河内天美行き電車
河内天美行きの電車はこんな感じ。方向幕自体は普段から設定があるため普通に出されています。
車内LED表示はずっとこのまま。 駅到着時だけ多少切り替わる程度です。詳しい内容は下の動画に掲載していますのでそちらを御覧下さい。
近鉄ではしばらくこの間引き運用を継続して実施するようです。
普段は全列車が大阪阿部野橋行きなので、唐突に設定された河内天美行き電車に乗客の皆さんは戸惑いを隠せないようでした。
特に河内天美到着時には「え?」というような反応が多く見られたのが印象的でした。
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