https://www.youtube.com/watch?v=u442-cuH2iw
先日名古屋へ行ってきたんですが、名城線の放送が変わっている。
というか、ナレーションから不気味の谷が垣間見える(聞こえる)……
実はこの名古屋市営地下鉄の放送は最近になってAIで放送を作っているようで、近年各鉄道会社でも導入されるようになりました。
不気味の谷とは
機械やロボット・AIにおいて、人間に近づくほど妙に感じる違和感・嫌悪感のこと。
グラフ化すると以下のように好感度が谷のようなグラフを描くことからこう名付けられています
出典:wikipediaより
このAIによる放送を作っているのは「Readspeaker」(旧サービス名:VoiceText、2020年5月20日より変更)という人工知能による海外発のサービスです。
現在は、かつてカメラのPENTAXブランドを持っていた「HOYA」が合併した企業が保有する技術のようです。
実際にチェック
試しに、以下の文をコピペしてこちらのページで視聴してみて下さい。
・AKIRA(男声ボイス)
黄色い点字ブロックの内側でお待ち下さい。2番線に、大曽根・本山方面、名城線、右回りが来ます。
・RISA(女声ボイス)
黄色い点字ブロックの内側でお待ち下さい。1番線に、栄・かなやま方面、名城線左回りが来ます。
…いやぁ、これですこれ!!そのまんまでびっくりしました!
先述したように、少しまだ違和感(不気味の谷)が残っていますが、近いうちにナレーションボイス担当が全てこういったAIになる未来が訪れるのではないでしょうか。
Readspeakerを導入している企業
現在でもかなりの企業が導入しているようです。
・名古屋市営地下鉄名城線
・京王電鉄(英語放送のみ)
・阪神電鉄[プレスリリース]
・東京モノレール[プレスリリース]
・東急電鉄
・JR東日本 新幹線ホーム[プレスリリース]