JR東日本は、2021年3月期(2020年4月1日~2021年3月31日まで)の業績予想を発表しました。
それによるとコロナウイルスによる利用客が大幅に減っている影響から、税金や人件費などを引いた最終的な純利益額が、マイナス4180億円(赤字)になるとの見通しを示しました。
この額は2019年度純利益(1984億円)の約2年分にあたり、民営化してから初めての、かつ最大の赤字となる見込みとなっています。
決算比較
売上高 | 営業利益 | 純利益 | |
2020年度(予想) | 1兆9300億円 | ▲5000億円 | ▲4180億円 |
2019年度 | 2兆9466億円 | 3808億円 | 1984億円 |
2018年度 | 3兆0020億円 | 4848億円 | 2952億円 |
JR東日本は業界規模において国内トップの鉄道企業ですが、その東日本でさえもこの数字であるという事は重く受け止めないとならない事象です。
同日にJR西日本も発表(同じく赤字)していますが、今後鉄道企業各社においても同様の決算が予想されます。
関連リンク
参考文献
JR東日本「業績予想および配当予想に関するお知らせ」