梅田にある大阪駅前第3ビル。OBPの「ツイン21」が出来るまでは西日本一高いビルとして名を馳せ、現在もその存在感で梅田南地区のシンボルでもあります。
建設は1979年と古いものの、近年ビル内装やトイレのブラッシュアップが行われています。
かつてはレトロなサイン類もあった第三ビルですが、上記のブラッシュアップと共にその姿を消してしまいました。
しかし、実は駐車場フロアにはまだその名残が残っています。
どこか懐かしい
書体は写研の石井ゴシックです。ピクトグラムやビビッドな配色といい、70年代らしいデザインですね。
【追記】どうも石井ゴシックではなく、「モリサワの太ゴB101」という書体のようです。ご指摘ありがとうございます!
失礼します。
水を差すようで恐縮ですが、掲載画像の書体は石井ゴシック体ではございません。モリサワの太ゴB101か、それと同系統の写植書体だと思います。— 書体讃歌(低浮上) (@typeface_anthem) August 8, 2020
太ゴB101と同系のモリサワ書体は数多く存在しますが、今回は「お」の左下ハネ終端の絞り具合や、漢字の末広がりな線等からB101と判断しました。https://t.co/mTZ2TqXsIu
いずれにせよモリサワ書体の癖が色濃く出ており、写研書体でないことは確かです。
記事の根幹が揺らぐ案件でしたのでご報告です。— 書体讃歌(低浮上) (@typeface_anthem) August 8, 2020
70年代らしい矢印。
シンプルな「出口」表記。現在だと黄色背景になりそうですが、この当時は動線を意味する矢印に申し訳程度に使用されるレベルでした。