阪神電鉄は、2020年3月に予定しているダイヤ改正において、現状阪神本線内では6両で走行している快速急行の両数を、8両へ統一すると発表しました。
この度、阪神なんば線のさらなる利便性の向上に向けて、2020年3月14日(土)に全線ダイヤ改正を実施することとなりましたので、お知らせいたします。
なお、全線ダイヤ改正は、2016年3月以来、4年振りの実施です。(主な内容)
【土休日のほぼ全時間帯で阪神本線6両編成の快速急行を8両編成で運行します】
・連結両数が増えるため、着席機会が増え、快適にご利用いただけます。
・神戸三宮⇔近鉄奈良間の運転時間が短くなります。(土休日において平均4分短縮)【平日・土休日の朝・夕時間帯に快速急行の増発、運行区間延長等を行います】
・快速急行の運転時間帯を拡大しますので、通勤やレジャー、野球観戦にご利用ください。
注目点
①8連対応化したホーム
今回のダイヤ改正は、従来阪神本線(三宮~尼崎)内において6両で運行されている快速急行を8両にして運行するというのが目玉です。
従来短めであった阪神電車ですが、近年今津駅などでホーム拡張工事を順次行っていたようで、好調な快速急行に対応したものと見られます。
②芦屋駅は通過へ?
ただ、神戸新聞の報道によると従来停車駅であった芦屋については通過措置がなされるようです。
確かに芦屋駅はホーム両端が踏切で挟まれており、高架化などの抜本的な対策を行わないと延伸が厳しい状態です。
神戸三宮-近鉄奈良間の快速急行は、土曜・休日の編成を6両から8両に増やし、芦屋駅を通過に変更。
出典:https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201912/0012976198.shtml
③尼崎での切り離し作業は終焉?
現在の快速急行は、10両編成の場合だと尼崎で連結/連結切り離し作業を行っていますが、三宮までの8両化対応によりこの作業もなくなります。
プレスリリースでは「運転時間の4分短縮」と書かれていますが、おそらくはこの作業の取りやめによる運転時間の短縮と思われます。
現在は土日ダイヤのみとなっていますが、これが平日へ波及…更に全列車8両化で尼崎での切り離し作業も近い将来見納めになってしまうのかも…?しれませんね。
40年来の悲願である阪神なんば線、絶好調で何よりです!