京阪3000系は、平成20年(2008年)の中之島線開業時にあわせて製造された車両です。
概要
6000系から続いていた京阪電車のフロントデザインを刷新し、全く新しいデザインを取り入れたその車両は京阪車両としては初のグッドデザイン賞、また6000系以来2度目となるローレル賞を受賞しています。
そのデザインは現在の13000系にも受け継がれ、新たな京阪の顔を作りました。
当初は中之島線専属の快速急行用車両として作られたものの、営業不振からか本線系統の急行へと振替られました。
3000系は
・出町柳方から4両目の中間車(3700形)を抜いて7両編成に
・更に同5両目から7両目までの中間車3両を抜いた5両編成に
・同4両目から7両目までの中間車4両を抜いた4両編成に
…などなど、様々な両数を組成しての運用が可能であるなど、登場当初から非常に柔軟な運転が出来るよう想定していたようです。
交野線での試運転の光景。5連として運行されています。
こちらは宇治線での試運転。4連として運行されています。
交野線・宇治線試運転時の光景
しかしながら、2013年〜2014年において、3004F・3005F・3006Fについては、出町柳方から3両目と4両目の間、同7両目と8両目の間の連結器を交換する固定編成化工事が行われ、中間車を抜いての運用ができなくなりました。
改造工事
中之島線の不振を受け、2017年から改造工事を実施。前面に大型の液晶ディスプレイを置き、京阪特急伝統の「ハトマーク」が掲示されるようになりました。
8000系で展開していた「プレミアムカー」の好評ぶりを受け、2020年1月のダイヤ改正にあわせて3000系にも導入されました。
8000系と異なり完全新規設計の車両で、形式は3850形となります。
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