三重県知事・伊賀市長・亀山市長・JR西日本支社長の4者によって、11月29日に開催された「関西本線活性化利用促進三重県会議」。
この会議において、来秋を目処に奈良市と名古屋市を結ぶ電車の実証運行を目指す予定であると中日新聞が報じています。
懐かしの「かすが」
関西本線を経由して奈良~名古屋間を運行する列車といえば、やはり「急行かすが」でしょう。
かすがは、キハ75形で2006年まで運行されていたディーゼル急行列車です。イメージとしてはあれが再び復活するという感じでしょうか。
…ちなみに、当該記事内には「電車」とありますが、関西本線は非電化なので電車は走れません。
すなわちディーゼルカー(中日新聞の誤記)か、もしくは電気とのハイブリッド車であるHC85系のことを電車と表現しているのか、判断に迷うところです。
今回の会議ではJR東海は参加しておらず、運行するとしても了承を取る必要がありますが、どうするんでしょうか…?
ちなみに関西本線の営業係数は1046(100円稼ぐのに1046円の経費が必要)なことから、何かしらの支援策が必要な段階に来ています。
個人的には大阪方面から伊賀エリアへのアクセスがもう少し至便になればなぁ…と思うところですが…
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参考文献
中日新聞「JR関西線、名古屋―奈良の直通を実証運行 来秋めど、利用促進へ取り組み」